2009年11月12日

『東京国際マンガ図書館』の構想への期待

 明治大学が、10月31日に、
故米沢嘉博氏の蔵書を中心として、
マンガとサブカルチャーの専門図書館「米沢嘉博記念図書館」を
開館しました。
 コミケを中心として支えてきた人物の早すぎる死は、
業界にとっても大きな損失であったといえるでしょう。
今回、その功績の一部が、このような形で、公開されることは
とても素晴らしいことだとおもいます。
 そして、明治大学は、この図書館を更に発展させて
大規模なマンガ・アニメ・ゲームの複合アーカイブ施設

『東京国際マンガ図書館』(仮称)

を2014年度の完成を目標に設立すると発表しました。
この構想には、期待したいところです。

基本となるコンテンツとしては、

☆故・米沢嘉博氏のコレクション:14万冊(4,487箱)
☆故・岩田次夫氏のコレクション(403箱)
☆現代マンガ図書館の所蔵物(内記稔夫氏のコレクション約20万冊他)
☆コミックマーケット準備会の所蔵物(同人誌の見本誌約200万冊(約12,000箱))
☆「おたく:人格=空間=都市」展
  (2004年ヴェネチア・ビエンナーレ第9回国際建築展日本館)
  「おたくの個室」の再現模型や約1万体のフィギュアなど
☆明治大学の収集したマンガ・アニメ・ゲーム関連の資料
 (宮崎駿氏直筆の52点をはじめとしたアニメ原画・レイアウト類)
☆有志団体「アーケードゲーム博物館計画」の所蔵物

といった内容が、予定されているということです。
大学の施設ということで、研究などにも利用できるように
きちんとしてアーカイブも検討されているということであり、
図書館施設、ミュージアム、シアター、研究室などや
イベントホールも設置して、
アニメ、マンガ、ゲームという日本の近代文化である
おたく文化を、発信する、国際的にも注目される拠点となることを
期待したいところです。

ぜひ、国内のマンガ、アニメ、ゲームに関連した
美術館や記念館などとの連携なども考えて欲しいとおもいます。
IT立国ともいう日本ならではの、他の施設との
ヴァーチャルな連動展示といったものもあってよいと
おもいます。
3D技術もかなりの進歩をしていますからね。


posted by 禁酒・禁煙・ベジタリアンのITコーディネータ 松原広幸 at 18:53| 静岡 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | アニメ・マンガ・小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

国立メディア芸術センター(仮称)構想が消えて

 平成22年度の予算申請が出ているなかで、
文化庁の予算申請の内容をみると、
国立メディア芸術センターの文字は見あたらない。
補正予算で取消となり、白紙に戻った構想は、箱物としての
センターを造ることよりも、内容の方での
メディア芸術支援に軸足を切り替えたようである。
これは、良い方向に向かったと思う。
 実際、メディア芸術を公開する場は、既存の美術館や
博物館などを利用して十分に可能なことではあった。
それよりも、アーカイブの機能を、どのように整備するのか
という点が重要であり、あわせて人材育成をどう進めるのか
文化としての広がりを、どう進めるのかといった
ソフト面での充実こそが求められているといえる。
実際、メディア芸術を、文化として、発信するのであれば
新旧の日本の文化を同時に観れるような場所、
それこそ国立美術館や博物館の一部に、メディア芸術の
コーナーを設置すればよいでしょう。
 写真や映像のアーカイブについては、
既存の施設の充実により対応していくことでよいし
書籍は、国会図書館にてアーカイブされるのですから、
また、それぞれに民間の美術館が、しっかりと作品を
保管維持展示していけるようになっていけば良いといえます。
国内の美術館や博物館などを紹介するようなものが
ネット上や、リアルな場として、設置できて、
そこを海外への情報発信の窓口としていくことで、
メディア芸術の振興を進めていけばよいでしょう。
 さて、平成22年度の予算が、今後見直しが
かかっていきます。文化庁は、補正でメディア芸術センターと
いう失敗があるだけに、厳しい査定になるのかもしれません。
しかし、公開されている予算の内容を見る限り
あまり削減されずに済むとよいなともおもいます。

文化庁の平成22年度概算要求の公表資料をみて、
今回の件に関連しているものであり
きちんと実施して欲しいとおもうし、その詳細な内容を
しっかりと現場主義で、構築して欲しいのが、
「優れた舞台芸術・メディア芸術等の戦略的発信」という
事業です。要求額は、4,236百万円となっています。
今回新規で追加されたものが、しっかりと残るのか
気になるところです。
・メディア芸術デジタルアーカイブ
・メディア芸術情報拠点・コンソーシアム構築事業
については、金額からいっても箱物を脱却し、
既存の施設に、しっかりとしたアーカイブを確立し
情報の発信を行っていくというスタンスであると推測します。
そして、ぜひ、その通りに実施して欲しいとおもいます。
国立の既存の美術館や博物館に、
メディア芸術の常設コーナーを設置すれば良いのですから。
気になるのは、
メディア芸術の人材育成です。
今回、若手アニメーター等人材育成事業という
項目が追加されました。
以前より課題となっている項目です。
少ない予算ですが、しっかりと実施して欲しいし
基盤の整備に役立てて欲しいとおもいます。
posted by 禁酒・禁煙・ベジタリアンのITコーディネータ 松原広幸 at 18:35| 静岡 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | アニメ・マンガ・小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ETロボコンチャンピオンシップ大会


SESSAME特別協力・組込みソフトウェアにおける人材育成イベント
「ETロボコン」チャンピオンシップ大会
http://www.etrobo.jp/ETROBO2009/

今年も開催されます。
全国の7つの地区大会から選りすぐられた
チームが参加して、最優秀を目指します。

競技会(ロボット走行制御)、ワークショップ(モデリング)

それぞれに、おもしろさがある大会です。
ぜひ、参加してみて、
ロボコンのおもしろさ、会場の雰囲気を、感じて欲しいと
おもいます。

見学は自由、無料です(事前登録をお願いしています)。

■参加チーム
http://www.etrobo.jp/ETROBO2009/gaiyou/ichiran_ch.cgi

<<ETロボコンチャンピオンシップ大会 >>
ET2009(組込み総合技術展 併催)
会場:パシフィコ横浜 展示会場 Aホール
11月18日(水)競技会
 08:30 受付開始
 09:00-11:30 試走+車検
 12:00 開会式
 12:30 競技1回目
 14:00 休憩
 14:20 競技2回目
 15:30 休憩
 16:15-17:15 表彰式
(時間は予定)

11月19日(木)モデリング・ワークショップ
 10:00-12:00 パネルディスカッション
 12:00-13:00 モデル解説ツアー + ミニワークショップ
 13:00-15:30 モデリング相談所 + クロージングパネル
(時間は予定)

チャンピオンシップ大会詳細
http://www.etrobo.jp/ETROBO2009/taikai/championsip.html

モデリングワークショップの詳細・事前登録はこちら
http://www.jasa.or.jp/et/conference/program_ro.html
posted by 禁酒・禁煙・ベジタリアンのITコーディネータ 松原広幸 at 18:20| 静岡 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 科学・文明・学術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする