2009年12月14日

第13回文化庁メディア芸術祭受賞作品

 文化庁のメディア芸術祭の受賞結果が
発表になっています。
今年、補正予算で、話題になった、アニメの殿堂とか
国営マンガ喫茶とか言われて誤解された国立メディア芸術センターの
必要性を訴えるもとのひとつとして
あげられていたものがメディア芸術祭での
取り組みでした。
お役所が、先走って、箱物予算を申請したことで
本当に必要なこと、必要なものが、伝わらず、
メディアの無責任な報道で、本当に必要なものが
何であり、何のためにセンターが必要なのかが
国民に伝えられずに終わってしまったのは、残念なことで
あったといえるでしょう。
 さて、今年のメディア芸術祭の受賞作品ですが、
部門大賞は以下のとおりとなっています。

【アート部門大賞】
 『growth modeling device』
  David BOWEN
 
【エンターテインメント部門大賞】
 『日々の音色』
  ナカムラ マギコ / 中村 将良 / 川村 真司 / Hal KIRKLAND
 
【アニメーション部門大賞】
 『サマーウォーズ』
  細田 守
 
【マンガ部門大賞】
 『ヴィンランド・サガ』
  幸村 誠

作品は、
2010年2月3日(水)から14日(日)まで
国立新美術館にて開催される
第13回文化庁メディア芸術祭 で展示されます。
http://plaza.bunka.go.jp/festival/2009/information/
他に、

【功労賞】
 宮本 茂(ゲームクリエーター)

【特別功労賞】
 金田 伊功(アニメーター)

各部門優秀賞、奨励賞 受賞作品一覧
http://plaza.bunka.go.jp/festival/2009/winner.php
審査委員会推薦作品一覧
http://plaza.bunka.go.jp/festival/2009/recommend/

といった受賞となっているようです。

【アニメーション部門】
・優秀賞
「屋根裏のポムネンカ」 イジィ バルタ(チェコ共和国)
「東京マグニチュード8.0」 橘 正紀
「The Cable Car」 Claudius GENTINETTA / Frank BRAUN(スイス)
「電信柱エレミの恋」 中田 秀人(ソバットシアター)
・激励賞
「アニマルダンス」 大川原 亮

 アニメ部門、海外の劇場1作、TV作品と短編という
受賞のようです。大賞は、まあ良いとして、
TVシリーズから、「東京マグニチュード8.0」が
選出されたのは、文化庁らしいといえるのかもしれません。
今年は、劇場作品に、秀作が多かったのですが、
SF系の作品はやはり選ばれ難いといったところでしょうか。

【マンガ部門】
・優秀賞
「イムリ」 三宅乱丈
「海獣の子供」 五十嵐 大介
「この世界の片隅に」 こうの 史代
「へうげもの」 山田 芳裕
・激励賞
「ヒーシーイット アクア」 ウィスット・ポンニミット

 マンガ部門は、人気と無関係な作品が多いです。
個人的には、戦中の呉を舞台にした家族ドラマを描いたという
「この世界の片隅に」を読んでみたい気がします。

功労賞の宮本氏は、ミヤポンとも呼ばれる
天下の任天堂を支えるゲームクリエイターです。
「作っているのは、作品ではなく商品」といった言葉からも
ゲームは、クリエイターの作品として作るのではなく
ユーザの楽しみとしての商品として作るのだという
姿勢が伺えます。
2008年の「Your Time 100」(Time誌の読者が選ぶ「影響力がある100人」)
においてトップに選ばれた方であり、
日本のゲームへの貢献は巨大なものがあるといえるでしょう。
功労賞の受賞は、当たり前といったところではないでしょうか。

特別功労賞に、日本のアニメを語るにあたり
欠かすことの出来ないアニメーターであった
金田 伊功氏が、選ばれたのも当然という感じです。
今年、急逝されてしまった天才の描くアクションが
もう新たにみられないのは残念です。
アニメーターの力が、いかに作品を面白くするのか
それを示して下さった功労者です。
posted by 禁酒・禁煙・ベジタリアンのITコーディネータ 松原広幸 at 20:53| 静岡 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | アニメ・マンガ・小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする