2010年02月07日

第13回文化庁メディア芸術祭

現在、国立新美術館で開催中の
第13回文化庁メディア芸術祭に、いってきました。
展示会場は、人で溢れていました。
twitter広場とか、マンガ閲覧コーナーといったものもあり、
展示も、ミニシアター形式のものが、中心といった感じで、
それぞれの展示に、人だかりが出来ているといった状態で、
なかなか、移動も大変といった感じであったというところです。
さて、展示会場とは別に、講堂で開催されていた
作品の上映会と、シンポジウムも、盛況でした。

文化庁メディア芸術祭
http://plaza.bunka.go.jp/m/

今日の講堂での上映及びシンポジウムは、
■映像作品上映
『エンターテインメント部門 映像作品上映』
■特別総集編上映
『東京マグニチュード8.0』
http://tokyo-m8.com/
■上映
『サマーウォーズ』
http://s-wars.jp/
■受賞者シンポジウム
『アニメーション部門受賞者シンポジウム』
という内容でした。

エンターテーメント部門の映像作品は、展示会場でも上映されて
いましたが、講堂という場所で、観るとまた違った趣があるな
といった感じでしょうか。
CM映像、番宣映像といった作品も流れて、
それぞれに、特徴あるなといった感じであったりします。


東京マグネチュード8.0の特別編集版は、
1クール放映されたTVシリーズのストーリーの
重要なポイントをしっかりと編集した作品になっていて、
涙腺緩まずにはおられないといった感じで
講堂内も、多くの鑑賞者が涙していたといった感じです。
個人的には、悠貴の友達の家で、未来が危険にさらされて
悠貴に助けられるシーンも観たかった気もしますが、
全11話の物語のキーポイントをきちんと押さえた
編集になっていました。これでも充分1本の素敵な作品に
なっているといえるでしょう。
ラストの未来が、空を見上げて、ひと事呟くシーンが
この作品が伝えたいことのひとつを象徴しています。
地震の被害、被災者の苦労と苦悩、
家族の絆、少女の成長、乗り越えなければならない死別。
天災にみまわれたときの行動について、
考えてみる機会として、家族の絆、今ある気付かない幸せ、
そんなことも考えさせてくれる作品です。

・東京マグニチュード8.0
http://itc-matsubara.seesaa.net/article/128290321.html

2月14日(日) 13:00〜14:50
BSフジ「東京マグニチュード8.0 総集編」放送
http://www.bsfuji.tv/top/pub/magnitude8.html

サマーウォーズは、劇場でみてから、2回目になりますが、
日本の旧家と大家族に、ネットの世界という、異なる2つの
世界の物語が、絆というものの力と尊さを感じさせてくれます。
思わず涙するシーンも、にやっとしてしまうシーンも
微笑んでしまうシーンも、どきどきするシーンも、
やはり素敵です。
世界中からの助け、ジョンとヨーコからの贈り物、
花札対決で、世界を救うヒロインは、かっこいいです。
憧れの先輩を前に、がんばる少年も、ちょっぴり成長します。
芸術祭の最終日にも、上映される予定になってます。

さて、アニメーション部門の優秀賞と大賞の作品が
上映された、シンポジウムでは、上映作品の両監督を
迎えて行われました。

シンポジウム
細田 守 監督(大賞『サマーウォーズ』)
橘 正紀 監督(優秀賞『東京マグニチュード8.0』)
鈴木 伸一氏(アニメーション部門 主査/ アニメーション監督』)

それぞれの作品について、どんな感じで企画され、製作されたか
といったお話や、東京マグニチュードで気をつけた点や
大変であった点、新たに試みたことなど、
オリジナル作品、TVシーリーズ、劇場作品の特徴や違い、
アニメ業界の課題といった内容にいたるまで、
いろんなお話がありました。
モブシーンでの3Dの利用や、瓦礫のリアリティについて
背景の直しのための体制とか、もともとは、母親を主人公に
といったところからはじまったとか、
結婚によって、描きたいことが出来たのが、きっかけとか。
細田監督が、危惧していた、立体映像が劇場で主流になった
ときに、2Dアニメがどうなるのかという点については、
おそらくは、大丈夫だろうと個人的にはおもってます。
3D立体作品は、作品のテーストによっては、
あわないものも出てくるような気がするからです。
どうしても、3Dメガネをかけて観る作品は、
アトラクション的な要素が強くなるように感じるので、
それにあまりあわない作品を3Dにすると、
かえって作品の印象が悪くなる危険性ももっているような
感じを受けてます。
日本のアニメの可能性、それを感じさせてくれる
作品を、これからも、お二人には創っていって欲しいと
思います。




posted by 禁酒・禁煙・ベジタリアンのITコーディネータ 松原広幸 at 23:11| 静岡 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | アニメ・マンガ・小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする