2010年07月19日

借りぐらしのアリエッティ 〜数日間の絵物語〜

 冒頭のシーン、ジブリのある小金井のまちをおもわせます。
そのなか、車がゆく、その道は、千尋が不思議な国へゆく
道のようでもありました。
 古いお屋敷に、緑深き庭、まだ自然の残る環境のなかで、
人間の家に、借りぐらす小人たち。
病弱な少年と、元気な小人の少女の出会いは、
別れのはじまりでもあるのでした。
 この作品は、小さな世界のなかでの、小さな時の、
小さな出来事を描いています。
物語は、生きるということの意味と
生きるということの大変さと、
変化というもののもつ残酷さと哀しさを、
描いているかのようでもあります。
 交わるべきではないものが、交わるとき、
そこに、2つの異なる関係が、生まれてきます。
対立と友好、支配と共存、互いの存在を、
どのように感じるのか、
少年とお手伝いさんの視点と考えの違いが、
人の異なる面を、表しています。
 この物語は、異文化交流の物語であり、
小さな出会いと別れの物語であり、
生きることに立ち向かっていく物語であると
いえるかもしれません。

 少年との出会い、怖れ、関心、そして、
芽生える共感、絆。
互いの想いを、ぶつけあうなかで、
生まれる感情と想い。
 別れのとき、少年とアリエッティは、
たしかに、ひとつ成長したといえるでしょう。
出会いが、成長を生み出すことを、
語ってくれている物語でもあります。

 派手さもなければ、壮大さもないかもしれないけれど
流れるメロディと、語られる言葉のなかに、
小さな暖かさと、小さな希望が、伝わってくるかも
しれません。
posted by 禁酒・禁煙・ベジタリアンのITコーディネータ 松原広幸 at 22:57| 静岡 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | アニメ・マンガ・小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

宇宙ショーへようこそ 〜 この夏もっともお奨めの作品

 この作品は、少年少女のひと夏の体験を描いたものです。
いなかの小さな学校、生徒も少なく、修学旅行もなく
そんな小学校で、生徒たちが、1週間の夏合宿、
上級生から下級生まで、大人のいない学校で、
過ごす1週間、最年長の少年には、大人たちも
信頼をよせています。
 いろいろ、悩みをもった子供たち、
年齢の違う子供たちが、一緒に過ごすことで、
子供たちのなかでも、得るものがあるということです。

 自分のことは自分でやろう、
ひとりはみんなのために、みんなはひとりのために、
よく聴くフレーズですが、
宇宙人との出会い、月への旅、そして、そこから宇宙への旅、
そのなかでの出会いや体験を通じて、子供たちは、
成長していきます。

 よく、子供たちに、自主性を重んじるという
ことを言う人がいます。しかし、今の日本の教育現場や
家庭での自主性は、間違った前提と環境のもとで、
行われているためにかえって子供たちを弱くしてしまって
いるといえるでしょう。
子供たちは、まだ経験も少なく、学んだことも少ないのです。
その小さな世界のなかで、考えて行動するとしたら、
きっと多くの過ちを犯すことでしょう。
子供たちの自主性は、大人がきちんと躾をおこない、
いろんな条件や制約のなかで、許されるべきものであると
いうことです。また、同い年だけの集まりのなかでは、
自主性は身勝手になってしまいがちです。
年齢の違う子供たちがあつまって、その年ごとの経験や
知識、責任感などのなかで、協力しあうからこそ、
素敵な体験や経験が出来るのだといえるでしょう。

 子供たちは、このひと夏の短い宇宙の旅のなかで、
大きく成長していきます。
でも、その成長は、それまで学校や家庭のなかで、
親や先生から、学び、躾られてきたものがあってこそ
ありえたことだといえるでしょう。

 うさぎを探して、犬を助け、月に向かい、
帰れなくなり、旅費をためるためにバイトをして、
バイト先での出会いがあり、ひとりが誘拐されて、
どうしたらいいかわからなくなるけど、
自分のことではなく、相手のことを考えるなかで、
とにかく、行動することを決める。
方法がわからなくても、出来るかどうかわからなくても
絶対にやると決める。
そして、救出へ、地球に帰ることができるようになり
別れを迎える、
無事に地球にもどってくると、夏の合宿の最終日、
お迎えの大人たちに、笑顔で答える。
そして、旅をおえた、子供たちは、
それぞれに、新しい想いを抱いて、家路につく。

作品のなかで、子供たちが語る言葉には、
とても、素敵な言葉が、たくさんあります。
親がみたら、こんな言葉をいってくれる子供に育ってほしいと
おもうかもしれません。
でも、そんな言葉をいえる子供たちに育ったのは、
親や先生の厳しく暖かい教育があってこそのことだと
いうことを、忘れてはいけないといえるでしょう。

とても、あたたかく、希望のもてる、素敵な物語です。
そして、これを観る子供たちが、登場する子供たちと、
共感しあってほしいなと感じます。
posted by 禁酒・禁煙・ベジタリアンのITコーディネータ 松原広幸 at 22:57| 静岡 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | アニメ・マンガ・小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

維新の風 吹く中でゆく 旅の帰途 恩恵の波 桟橋にくる

 7月20日の海の日が、ハッピーマンデー法により
第三月曜日となって、もう9回目になるわけですね。
海の日は、7月に祝日がないことから出来た日とも
いわれていますが、もっと祝日増やしてもよいと思います。
季節を感じ、家族と過ごし、日本の文化や伝統に想いをはせる
そんな祝日として、二十四節気や節句や、主な伝統行事の日は
すべて祝日にしてしまった方が、日本人にはあっていると
おもいます。
 さて、海の日は、四方を海に囲まれた日本において
海の恩恵に感謝する日ということになっています。
日の設定は、明治天皇の東北巡幸における帰途での
青森から横浜までの船旅の終着日が、7月20日で
あったからだそうです。

 海の幸といえば、ベジタリアンにとっては、
海草です。昆布に若布といった海の野菜は、とても素晴らしい
食材です。そんな海の幸に感謝して、海をきれいに
保っていくように、努力していくことが大切であると
いえるでしょう。
posted by 禁酒・禁煙・ベジタリアンのITコーディネータ 松原広幸 at 22:54| 静岡 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする