2011年02月02日

電子出版の拡大に向けてのイベント出展募集中の告知をみて思うこと

 10年以上続いてきた電子出版元年も、
ネットの普及と、一般消費者に端末が普及していったことで
ようやく、本当の意味での元年を昨年迎えたのだと
いうことなのかもしれません。
しかし、まだ携帯ユーザとパソコンユーザを中心として
利用されているレベルであり、また紙の書籍も、
書店に足を運ばなくても、ネットで購入して宅配で送ってくれる
という時代になり、購入の不便さもなくなってきていることも
あって、日本では、まだまだ発展途上といえるでしょう。
 タブレットPCやスマートフォンの普及の流れのなかで、
市場は拡大していくといえるでしょうが、
紙の書籍が、全て電子化されることはないでしょう。
電子ペーパーが、本当の紙と大差ないレベルに
薄く軽くなってきたときには、切り替わるかもしれません。
 書籍の出版も、オンデマインド出版という少量出版を
低コストで可能にする方法が出てきましたし、
電子出版も、電子書籍作成ソフトが、今後フリーをはじめ
多く登場してくることでしょうから、
出版に関する敷居は低くなり、誰もが出版できる時代に
入っていくことになるでしょう。
もちろん、これまでも同人誌をはじめとして、
個人での出版は可能でした。
ただ、多くの人に露出するということは、難しい部分が
あったのも確かです。
しかし、ネットの普及は、それもハードルを低くしてきたと
いえるでしょう。
一方で、ビジネスとして出版を成り立たせるのは、
難しくなってきたともいえるかもしれません。
ネットの世界では、寡占化が流れでもあり、
小さなビジネスは可能ですが、大きくするのは最初に手を
つけてNo.1になるしかないといった傾向がありますから
ただ、ビジネスのあり方も、多様化していくことでしょうし、
小規模であっても、オンリー1であれば、
成り立つものですから、いろんなアプローチが出てくるのでは
ないかとおもいます。
また、オンリー1も、いろんな規模、分野、種類で有り得るだけに
コンテンツの魅力があれば、そこそこいけるともいえるでしょう。
これまでは、ネットでは、いわゆるマーケッターという人が
儲けの8割をとって商売してきたわけですが、
マーケッターでなければ出来ない部分は、減っていくかもしれないと
感じています。
それは、プラットホームのもつ機能を使いこなすことが
ベーシックな機能のなかに盛り込まれていく方向で進み、
インフラ提供する企業が、マーケッターの役割を包括していき
サービスとして提供して、コンテンツの魅力だけで勝負するような
感じになっていく可能性もあると感じるからです。
ネットの登場がリアルの世界で中抜きを進めたように
ネットの進化が、ネットの世界でも中抜きを進めていくのでは
ないかという気がしているわけです。
マーケティングの手法も基本は、昔から変わっていませんし、
コピーライティングにしても、その基本に、大きな変化はありません。
ツールが増えたというだけで、手法そのものは、
結局、売り手と買い手の関係のなかで成り立つものであり、
人と人との商いの方法は、ツールが変化しても、根本は変わることは
ないということです。

さて、今年も7月に東京国際ブックフェアが開催される予定に
なっています。
そのなかで、電子書籍の専門展として、

国際 電子出版 EXPO (eBooks イーブックス)
http://www.ebooks-expo.jp

が開催されます。
同時に、
第18回 東京国際ブックフェア (TIBF)
http://www.bookfair.jp/
第2回 教育ITソリューションEXPO (EDIX)
http://www.edix-expo.jp/
が行われることになっています。

電子出版への出展は、昨年の倍になっているようです。
出展募集の案内にある出展対象品目をみてみると、
デジタルコンテンツのサービスやビジネスにどんなものがあるのかが
大体把握できるような感じになっています。

コンテンツのデジタル化技術・サービス
− デジタルコンテンツの制作・編集・校正・翻訳に関するソリューション
− 出版コンテンツのデジタル化 及び デジタルコンテンツの制作サービス
− フォーマット(.Book、ComicSurfing、EPUB、XMDF、AZW、PDF、XML、HTMLなど)
− フォント
− オーサリングツール、データ変換ツール
− 書籍用スキャナ
− 印刷に関する製品・ソリューション(ADF、コピー機器など) など

デジタルコンテンツの管理・運用技術
− デジタル著作権管理(DRM)
− 情報漏えい防止(DLP)ソリューション
− コンテンツ認証システム、課金システム、セキュリティシステム
− ユーザーID管理ソリューション
− デジタルアーカイブ管理ソリューション
− デジタル資産管理ソリューション
− 大容量ストレージ、DVD、CD-R、CD-ROMなどの記録媒体 など

コンテンツの配信・閲覧 及び 販売に関する技術・ソリューション
− 配信プラットフォーム
− デジタルコンテンツ配信ソリューション・サービス
− 閲覧用ビューワ
− コンテンツ販売システム、取次・仲介サービス
− コンテンツ販促ソリューション
− 広告配信ソリューション
− コンテンツ検索ソリューション など

デジタルコンテンツゾーン
− 書籍
− 雑誌
− コミック
− 新聞
− 学術情報(論文など)
− 映像(動画、映画、TV番組、アニメなど)
− 情報(ニュース、位置情報など)
− ゲーム
− 音楽 など

電子書籍端末ゾーン
− 電子書籍端末
− タブレットPC
− スマートフォン、携帯電話
− ネットブック
− ゲーム機、音楽プレーヤー
− テレビ、PC、電子辞書 など

デジタルコンテンツ・ソリューション ゾーン
 映像(動画、映画、TV番組、アニメなど)、音楽、ゲームなどの
 デジタルコンテンツに関する
 − 配信プラットフォーム
 − SNS
 − SAP(ソーシャル・アプリ・プロバイダ)
 − 配信ソリューション・サービス
 − 販売・販促ソリューション
 − コンテンツ検索ソリューション  
 − 閲覧用ビューワ など  

開催時期が、日本で地上波放送のデジタル化が実施される
直前ということになります。
その意味では、デジタル放送に向けての出展に、どんなものが
出てくるのかが、興味深いような気がしています。
出展する予定はありませんが、展示会には何とか行ってみたいと
思っている次第です。

TIBF・EDIX・eBooks2011
会期:2011年7月7日[木]〜9日[土]
会場:東京ビッグサイト
posted by 禁酒・禁煙・ベジタリアンのITコーディネータ 松原広幸 at 12:30| 静岡 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | ITコーディネータ・社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

デジタル放送とブロードバンドTV市場に関する情報

 マーケティングリサーチの会社であるクロス・マーケティングから
アメリカの動向についての情報が、いろいろと提供されているようです。

「世界の電子ブックリーダー調査報告書2011」
「The Compass デジタル放送とブロードバンドTV市場のマンスリーレポート」
https://a06.hm-f.jp/cc.php?t=M29966&c=9854&d=2998

といったものです。
マンスリーレポートの1月号の案内をみると、
どのような情報がレポートされているのかがみえてきます。

===>引用
<マンスリーレポート 2011年1月13日号 目次>
ニュース&アナリシス
◆ CES 2011のトレンド
◆ コードカッティングの動き
◆ FCCがネットワーク中立性規制を可決
規制/市場環境
◆ 世帯のTV保有台数は2.5台
◆ TV広告の音量に対する法案
◆ FCC: 半分以上のブロードバンドは低速
◆ デジタル移行の延期を嘆願するLPTV局
◆ インターネット利用時間がTVと並ぶ
コンテンツ
◆ Blu-rayディスク: 2010年は4億枚
◆ Discovery: DishのSlingに不満
多チャンネル放送
◆ Comcastがインターネット対応STBをテスト
◆ Qwest: 多チャンネルサービスへの参入
◆ VerizonとDirecTVが協力
◆ SamsungとDirecTVのRVU
インターネットTV
◆ Sears、K-Martが映画のVODを開始
◆ Sezmiの戦略転換
◆ AT&T、Verizonもスマートホーム市場に参入
モバイルTV
◆ モバイルDTVへのサポート
◆ FLO TV: 3月にサービスから撤退
◆ CPBがモバイルTVを支援
◆ モバイルTV視聴者数は2200万人
◆ MobiTV: 増えるライブ放送
◆ VerizonがSlingと協力
ハードウェア/ソフトウェア
◆ GoogleがWidevineを買収
◆ RoviがSonic Solutionsを買収
◆ EchoStarがMoveを買収
国際市場
◆ 欧州市場
◆ 欧州: TV販売台数が減る
◆ 欧州: スマートSTB
====<引用終わり

ネットについては、アメリカが発祥ということもあり、
今も世界をリードしているわけですが、
その普及にあたっては、地域差や、地域毎の市場の違いなども
あって、必ずしもアメリカのような感じになるとは
限らないといえる部分もあるといえます。
しかし、グローバル時代のなかで、国境を越えた交流が
ネットの世界の登場でより簡単になってきたなかで、
放送というメディアのあり方も、変化してきていることは
間違いないところです。
映像についても、ハリウッドをはじめアメリカが世界をリード
している部分が、大きいのも確かです。
アメリカの場合には、国土の広さや民族の多様性といった
世界の縮図的なものをもっている部分もあることから、
全体の動向を、そのまま他国や地域に当てはめることは
出来ない部分もあるといえるでしょう。
技術動向やサービス動向については、やはり先端をいっている
わけで(日本が遅れをとっている部分が多いのが残念ですが)、
その情報は、日本の市場の今後を考えるにあたっては
参考となる部分もあるといえます。
ただ、最近は、リサーチレポートの内容も、
どこまでネットで収集できない付加価値があるのかが、
問われてきているともいえるので、新しい情報として
得られる内容が、どこまであるのかは、何ともいえなくなっている
ような気もします。
無料で手に入る情報には、当然、情報リスクを伴います。
その部分を、どのように判断するのかが、情報を得たものに
問われるといえるわけですが、
情報リテラシーが高ければ、そのあたりのリスクも最小限に
することが可能でしょう。
有料で手に入れる情報が、無料情報に比べて、どれだけ、
情報リスクが担保されているのか、また、有用性があるのか、
それを判断するのが、購入してみないとわからないという
リスクがあったりするので、難しいところではあったりします。
ネットのユーザの情報リテラシーが、必ずしも一定の水準に
達しているわけではない情報のなかで、
詐欺的サービスや、誤情報の流布など、犯罪要素のあるものが
なくならない世界で、被害にあわないようにするには、
残念ながら、情報は鵜呑みにしないという性悪説にたって
利用するしかないのが現実であったりもします。
バーチャルはリアルには追いつけない部分が残るということを
意味している部分でもあるといえるのかもしれません。

さて、やはり、放送は、デジタル化、
視聴も、モバイル化、多様化へと進んでいくという
ことになる感じでしょうか。
単なる受像機としてのTVはなくなり、
ネット端末&デジタル受像機としてのTVへと変わっていくという
ことになるのでしょう。
放送の視聴も、方法にしろ時間にしろ、
多様化していくということですね。
放送広告についても、いれゆるこれまでの視聴率の価値は
なくなっていき(マスとしての評価としての価値だけになり、
費用対効果は低くなるが、マスへの告知機能としての価値は
残るといった感じでしょうか)、
より詳細な視聴情報を得ることが出来るように
なることで、広告のターゲティングや広告コンテンツの内容や
規模も、多様化していくことになるということでしょう。
コストをかけず効果を高める広告の打ち方が、情報の多様化と
視聴の多様化のなかで、出てくることになるということだと
おもいます。
posted by 禁酒・禁煙・ベジタリアンのITコーディネータ 松原広幸 at 12:28| 静岡 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | ITコーディネータ・社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

生活習慣病予防週間

 如月の最初の1週間は、
がん、高血圧、心臓病などの
生活習慣との関連が深い病気を予防していくために
生活習慣病予防を呼びかけたりしていく
生活習慣病予防週間ということです。
 以前は、成人病予防週間であったのが、
平成9年より、呼称が変わって、今日に至っている
ということです。
 生活習慣病の予防は、
老人社会においては、とても重要なものに
なってきています。
医療費問題だけでなく、介護問題にも関わるもので
あるからです。
できるだけ多くの人が、健康で逝くときまで
過ごすことができるようにするためには、
きちんとした生活習慣を身に着けることが
重要であるからです。
 生活習慣は、ひとりではなかなか管理しにくい
ことが多いものです。
その意味では、結婚して家庭を持つことが
また大切であるということになるでしょう。
 日本の社会が、少子化、高齢化のなかで
より良くなっていくためには、
家庭や家族を大切にするということ、
それを皆がきちんと築いていくということが
重要であるということを、
社会や地域や企業や政治が、
しっかりとフォローして、支えていくことが
できるようになっていく必要があるということだとも
いえるのではないでしょうか。
 単に生活習慣を見直すということだけでなく
その為の環境を整えていくというなかで、
日本の社会の課題が見えてくるような気がします。
posted by 禁酒・禁煙・ベジタリアンのITコーディネータ 松原広幸 at 12:24| 静岡 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 健康・ホリスティック | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする