2011年02月27日

三鷹の森〜風の散歩道の先にあるジブリ美術館の土星座にて


土星座の短編アニメ映画
Original Animated Short Films at Saturn Theater in GHIBLI MUSEUM,MITAKA

ジブリ美術館の映写室、土星座でしか観ることの出来ない
短編映画があります。
スタジオジブリによる実験的な要素ももったりした作品です。
ジブリ作品を語るのであれば、
絶対に外せない作品群であるといえるでしょう。

最近、1本の新作が追加されて、作品の数も8作になりました。
どうも、月1交代で12作品は揃えたいということのようなので、
あと4本は新作が制作される見込みです。
すでに、第9弾となる作品が制作進行中とのことです。
第9弾は、最初の作品「くじらとり」の原作者の作品を
映像化する『たからさがし』ということになるようです。
こちらも期待されるところです。

さて、私は、これまでの8作品、全て、土星座で鑑賞させて
頂きました。(今のところ土星座でしか観れないですから)
最新作も、宮崎監督らしい雰囲気をもった作品です。
また、ちょうど、土星座のこれまでの作品を振り返って紹介する
紹介映像も本編前に上映されていました。
企画展示とあわせて、土星座の短編作品の魅力を感じられる
ものとなっています。


最新作は、


『パン種とタマゴ姫』(PanDane to TamagoHime)
時間:約12分
原作・脚本・監督:宮崎 駿
音楽:久石 譲
音楽演出:笠松広司
作画監督:高坂希太郎
美術監督:武重洋二


いばらの森の中の深い深い穴のなかの
バーバヤーガの水車小屋

りんごの鼻、ブドウの目、麦粉の身体のパン種、
玉子の身体のタマゴ姫

水車小屋から逃げ出して、麦畑のなかをすすみ村へ。
『ラ・フォリア』ヴィヴァルディの主題による変奏曲。

まさに、御伽噺の世界が台詞なしで、迫ってくる作品です。
映像作品に、台詞は要らないというもののひとつと
いえるかもしれません。

さて、本編上映前の紹介映像で、
ワンシーンを観なおすことのできた
これまでの7作品ですが、
それぞれに、魅力ある作品となっています。


『くじらとり』(Kujira-tori)
The Whale Hunt
時間:約16分
原作:「いやいやえん」(福音館書店刊) 作:中川李枝子、絵:大村百合子
脚本・監督:宮崎 駿
音楽:野見祐二


 幼稚園でのお遊戯、子どもたちの空想の扉が開かれると、
そこには、大海原が・・・、くじらとの出会い、
小さな冒険、夢の世界を瑞々しく描いた作品です。


『コロの大さんぽ』(Koro no Osanpo)
Koro's Big Day Out
時間:約15分
原作・脚本・監督:宮崎 駿
音楽:野見祐二


 飼い犬のコロ、大好きな飼い主の女の子を追いかけて
家を飛び出してみたものの・・・・、
迷子になってしまいます。小さな子犬の大きな冒険、
大さんぽのはじまりです。
もちろん、最後は無事に帰ることができるのですが、
どこかで観たことのある中央線の駅の沿線での物語。


『めいとこねこバス』(Mei to Koneko Basu)
Mei and Baby Cat Bus
時間:約14分
原作・脚本・監督:宮崎 駿
声:メイ…坂本千夏
音楽:久石 譲


 名作「となりのトトロ」の外伝的作品です。
めいちゃんが、かわいい子ネコのねこバスと出会い
一緒に、小さな冒険をする物語です。
いろんなねこバスが登場する作品でもあったりします。
もちろん、トトロもね。
めいとこねこバスとの交流も暖かく描かれた素敵な作品と
なっています。


『やどさがし』(Yado-sagashi)
House Hunting
時間:約12分
原作・脚本・監督:宮崎 駿
声とおと…タモリ、矢野顕子


 映画には音楽はいらない。
そんな実験をおこなっている作品です。
そう、音響のすべては、タモリと矢野顕子の2人が
その声帯をつかって行なっているという作品です。
旅するヒロインを待ち受けているものは・・・。
ちょっと怖くて、ちょっと優しく、暖かい
そんな作品となっています。


『水グモもんもん』(Mizugumo Monmon)
Mon Mon the Water Spider
時間:約15分
原作・脚本・監督:宮崎 駿
声:矢野顕子
音楽:山瀬理桜


 水グモの生活を追った作品です。
水グモくんの活躍?が描かれています。
池の生き物の生態を学びながら、楽しめる
そんな作品になっています。


『星をかった日』(Hoshi wo Katta Hi)
The Day I Bought a Star
時間:約16分
原作:井上直久「イバラード」より
脚本・監督:宮崎 駿
声:ノナ…神木隆之介、ニーニャ…鈴木京香、スコッペロ…若山弦蔵、メーキンソー…大泉洋
音楽:都留教博・中村由利子


 個人的に、もっとも好きな作品です。
劇場作品にして欲しいくらいです。
SF映画としても面白いし、ファンタジーでもあり
少年の成長物語でもあったりします。
星を育てるというのも、面白いところですね。
SFファン必見のジブリ短編であるといえるでしょう。


『ちゅうずもう』(Chu Zumo)
A Sumo Wrester's Tail
時間:約13分
原作:日本民話より
企画・脚本:宮崎 駿
絵コンテ・監督:山下明彦
語り:阿川佐和子
音楽:渡野辺マント


 ジブリ期待の若手監督のひとりだろうと思われる
山下明彦監督による作品です。
日本昔話を思い起こさせてくれる作品となっています。
ねずみと老夫婦の暖かい触れ合いが、
優しさを運んでくれる、そんな作品です。


 ジブリ美術館の入場料は、大人1000円です。
(当日券の窓口販売はありません、ローソンでの前売り販売のみです)
個人的には、土星座の短編映画を観るだけで、
この値段を出す価値はあると思っています。
ぜひ、一度、三鷹の森へ足を運んでみては如何でしょうか。

 
posted by 禁酒・禁煙・ベジタリアンのITコーディネータ 松原広幸 at 01:00| 静岡 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | アニメ・マンガ・小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする