2011年09月06日

知的財産権に関わる最近のニュースより

 先頃、NHKのニュースで、知的財産権に関するニュースが
2件流れました。

・作者“勝手な書籍電子化やめて”
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110906/k10015404631000.html


・“デコ電” デザイナーを逮捕
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110906/k10015405381000.html


 いずれも、最近のサービスに関わるものです。

ひとつは、携帯電話のデコレーションにおけるデザインに
関する商標権の侵害に関するニュース。

ひとつは、自炊といわれる書籍の電子化に関するビジネスに
関する著作権侵害に関するニュース。

 商標権の方は、デザイナーとしてプロ活動するのであれば
基本的な知識としてしっておくべきことであり、
それを侵したわけですから、逮捕も仕方なしということです。
アマチュアであっても同様ですから、
注意して欲しいところです。

 著作権の方は、この手のサービスの話題が、
ツイッターやフェースブックで流れたときから、
グレーゾーンだなと思っていたことです。
公的立場にある人には、危ないので利用は勧めません。
自炊も、あくまでも個人で、自分の蔵書を電子化して、
自分自身でしか利用しないのであれば、まあ問題ないと
いえるでしょうが、これをビジネスとして展開すると
なると、いわゆるビデオのレンタル業者が、
ビデオのダビングをサービスで提供していることと同じであり
許諾なしであれば、あきらかに著作権違反の違法コピーと
いうことになるでしょう。
 最近は、違法コピーとわかった上で利用すると
利用者側も罪が問われるという方向にあります。
したがって、自炊サービスの利用者も場合によっては
罪に問われる可能性が出てくるともいえるでしょう。
 著作権は、基本的に親告罪なので、訴えられることが
ないかぎりは、放置となるでしょうが、
今回の著作者側の動きに対して、これまである意味誤魔化してきた
業者側が、どのように対応してくるのかが注目される
ところです。
 業者によっては、サービス利用者が、きちんと許諾をとった
ものを自炊することとしているものもありますが、
ビジネスとして利益を得ている側に、責任がないとは言えないだけに
許諾チェックを間違いなく実施しているのであれば
問題ないでしょうが、そうでないならダメでしょうね。
利用者の多い大手は、まずきちんと著作者への許諾を得て
いかなければ、訴訟ということになるかなといった感じがします。
ともあれ、レンタルや再販などでの過去の事例からいっても
グレーであることにかわりなく、
今回、訴訟となった場合には、電子化という行為についての
著作者の権利保障について、新しい判例が出きるということに
なるでしょう。
その内容は注目されるところです。

 
posted by 禁酒・禁煙・ベジタリアンのITコーディネータ 松原広幸 at 05:55| 静岡 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする