2015年12月09日

映画:杉原千畝 スギハラチウネ

『杉原千畝 スギハラチウネ』
http://sugihara-chiune.jp/
配給:東宝(328)
[監督]チェリン・グラック
[出演]唐沢寿明/小雪/小日向文世
329スクリーン公開
公開初週末興行成績2位
土日2日間
動員11万8453人
興収1億4538万9600円
・第二次世界大戦時の外交官&スパイでもあった杉原の半生を描く作品。
 ドイツの危うさ、日本の敗戦を予測し、日本の為に活動していた。
 ナチスから逃れるユダヤ人に日本通過ビザを発給し続けた功績は大きい。
 外交官として、スパイとしての杉原の行動は、常に日本の未来を思ってのことであったが、
 暴走する軍部を一外交官がおされられるわけもなく
 日本は戦争へと進んでいってしまう。
 人道主義の立場から、ユダヤ人にビザを発行しつづける杉原の行為は、
 人として正しいことをすることの尊さを伝えてくれているといえるだろう。
 ユダヤと日本の関係に大きな歴史の一ページを刻んだ日本人がいたことを
 日本人であれば知っているべきであるだろうし、
 学校で上映すべきと言える作品のひとつだと言って良いと思います。
posted by 禁酒・禁煙・ベジタリアンのITコーディネータ 松原広幸 at 06:50| 静岡 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 蹴球・趣味・興味 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

映画:海難1890

『海難1890』
https://youtu.be/r0aDSOGMh78
http://www.kainan1890.jp/
配給:東映(308)
[監督]田中光敏
[出演]内野聖陽/ケナン・エジェ/忽那汐里
309スクリーン公開
公開初週末興行成績4位
土日2日間
動員8万8295人
興収1億503万3900円
・日本とトルコの友好125周年記念の合作映画。
外務省レポート
http://www.mofa.go.jp/mofaj/me_a/me1/tr/page4_001540.html
首相官邸HP
http://www.kantei.go.jp/jp/97_abe/actions/201511/13turkey.html

日本・トルコ年表
1873年 岩倉具視使節団の福地源一郎がイスタンブールを訪問。(日本人初公式接触)
1877年 露土戦争(〜78)
1878年 練習艦隊軍艦「清輝」がオスマン帝国を表敬訪問。
1887年 小松宮彰仁親王殿下がアブドゥル・ハミッド2世に謁見。
 明治天皇からの親書を送る。
1889年 軍艦「エルトゥールル号」出航。
 使節代表のオスマン・パシャが明治天皇に謁見し、アブドゥル・ハミッド2世の親書を送る。
1890年 エルトゥールル号海難事故
帰途の途中台風に遭い、樫野崎沖で沈没。
生存者69名は日本の戦艦「金剛」と「比叡」でオスマン帝国へ送還。
翌年、紀伊大島にエルトゥールル号犠牲者の墓碑が建立される。
1904年 日露戦争(〜05)
アブドゥル・ハミッド2世は日露戦争中の満州へ陸軍の視察団を急派する。
1914年 第1次世界大戦(〜18)
日本は連合国、トルコは同盟国として参戦し、準交戦国となった。
1923年 ローザンヌ条約締結。
トルコ共和国成立。ケマル・アタテュルクが初代大統領となる。
1924年 正式に国交が樹立する。
1925年 在トルコ日本大使館開設。駐日トルコ大使館開設。
1926年 日土協会(現:日本・トルコ協会)が設立。
高松宮殿下が初代総裁となる。
1929年 昭和天皇が紀伊大島の墓碑に行幸。
1930年 日土通商航海条約締結。
1937年 トルコ政府、エルトゥールル号弔魂碑完成・除幕式挙行。
1939年 第2次世界大戦(〜45)
 トルコは中立策をとっていたが、45年連合国側に参加。しかし、枢軸国の日本と直接戦火を交えることはなかった。
1952年 サンフランシスコ平和条約発効。
第2次世界大戦の影響で途絶えていた国交が回復する。
1980年 イラン・イラク戦争勃発(〜88)
1985年 イラン・テヘラン在留邦人救出事件
1988年 日本政府、日本企業の経済的、技術的援助により第2ボスポラス大橋完成。
1999年 トルコ北西部で大地震発生。日本から緊急援助隊を派遣。
2011年 東日本大震災発生。
 トルコの救助隊が約3週間もの長期に亘り活動。
 トルコでも、東部ヴァン県を震源とする大地震が発生。
 日本は緊急援助物資の供与、緊急無償資金協力を行った。
2013年 ボスポラス海峡横断地下鉄道(マルマライ)開通。
2015 日本・トルコ友好125周年

本作品は、1890年 エルトゥールル号海難事と
1985年 イラン・テヘラン在留邦人救出事件を描いている。

ムスリムの信仰の基本精神がトルコの皆さんから感じられる作品であり、
日本の漁民の海の男の心意気と祖先からの教え、
そこに流れる助け合いの心、
利己心ではなく利他心を常にもっていた日本人の姿は、
現代の日本人が忘れかけている大切なものを伝えてくれていると言えるでしょう。
命の大切さへの想い、祖先への感謝、亡くなられた方への尊厳と慰霊
貧乏であっても失うことのない大切な心。
それぞれの真心の交流は、感動を与えてくれます。

1985年の事件は、日本人がまさに今考えるべき課題を提示しています。
日本人が日本人を助けることが出来ないという愚かさ。
それが、法律の不整備で生じているという馬鹿馬鹿しさ。
民間機がダメでも自衛隊が飛行機を出すことが出来ると思っていたのに
裏切られる日本人の皆さん。
同じ様なことがないように先の法改正も必要であったのだということです。
(それでも、まだ邦人救出には制約が多い状況であるのですけどね)

感動で涙腺が自然と緩む作品です。
日本人が知っておくべき歴史であり、
日本人が考えるべき真心の姿を示してくれている作品です。
学校で上映すべきと言える作品のひとつだと言って良いと思います。
posted by 禁酒・禁煙・ベジタリアンのITコーディネータ 松原広幸 at 06:50| 静岡 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 蹴球・趣味・興味 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする