2009年10月26日

原子力の日

 1963年10月26日、
茨城県東海村の日本原子力研究所の動力試験炉(JPDR)が
日本初の原子力発電に成功。
新しいエネルギー供給の目処がたったわけです。
これを記念して、原子力の日として
国民への原子力の理解促進を行ってきたわけですが
残念ながら、理解と信頼を得るには至っていません。
理由は、コストとリスクが、結局は、不明確のままで
あるからではないかと感じます。
確かに、原子力発電所の安全性は、非常に高いものがあります。
通常時であれば、危険は、殆どないといえるでしょう。
そして、運転中は、電力供給について、貢献してくれることも
間違いないことでしょう。
しかし、事故が発生した場合や、
役目を終えたあとの後始末において、
そのリスクやコストが、いかに大きな負担となるのか
明確な回答がなされてきていないということでは
ないのかなとおもいます。
 既に、日本の電力の4割が、原子力に依存しています。
もし、すべての原子力発電所を止めたら、
40%の電力供給がなくなるということになります。
これが、いかに大きな問題なのかが、数値からもいえると
いうことです。
そして、いわゆる化石燃料による発電を増やすことも
二酸化炭素問題から出来ない状況にあるわけです。
つまり、残された道は明確なのです。
太陽エネルギー、風力、波力、地熱といった
自然エネルギーによる発電に、切り替えていくしかない
ということです。
そこに大きく投資していくことが必要であり、
政府のエネルギー政策の費用も注ぎ込むことが必要なのだと
いうことです。
そんな明確なことであるのに、
政府は、それを公言できません。
自民党時代は、利権やしがらみがあり出来なかったわけですが
民主党になって、出来る可能性が少し大きくはなったものの
まだ、出来ていないのには、やはり何か出来ない要素が
政治の世界にあるのかもしれません。
コストパフォーマンスを考えるとか、そんな次元の問題では
既に無くなっているということを認識して欲しい
そんな気がします。
原子力は、これから大きな負担を次世代に残していきます。
それは、使用済みの原子炉の廃棄問題です。
そして、その問題に解決方法が見出せない以上は、
原子力に頼るべきではないということになります。
エネルギー政策についての選択の余地は、
あまりない状況になっているということでしょう。
小さな原子炉は、研究の為に必要ですが、
大きな原子炉は、もうあたらにつくるべきではないと
いうことなのかなと感じます。
posted by 禁酒・禁煙・ベジタリアンのITコーディネータ 松原広幸 at 20:36| 静岡 ☁| Comment(0) | TrackBack(1) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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ハートブリッジ クイズに答えて図書カードを当てよう!(「原子力の日」記念クイズ)
Excerpt: 10月26日は原子力の日です。昭和31年10月26日、日本が国際原子力機関(IAEA)憲章に調印したこと、昭和38年の同日、日本で初めて原子力発電を行ったことを記念して設けられた日です。
Weblog: はがきによる懸賞情報
Tracked: 2009-10-29 13:53