2009年11月25日

ITコーディネータが「売る」SaaS。

ITコーディネータが「売る」SaaS。

BCNのVol.1310 2009/11/23号の一面の記事は、

『 日本ユニシスなどITベンダー5社
  ITコーディネータが
  「売る」SaaS産み出す 』

という見出しとなっています。

これからのIT活用は、SaaS、クラウドだと
いわれて、何年かたちますが、
言葉の知名度は上がってきているものの
利用実態は、それほど進展してきていないのが
実情であるといえそうです。
SaaS、クラウドといった形式でのIT利用は、
これまで、大きなIT投資が出来なかった
中小企業において、ITを安価で利用できる
チャンスが広がったといえる出来事であったわけですが、
実際の中小企業の経営者にとっては、
たとえ安く使えるとはいっても、
どうも、よくわからない、本当に安全なのか、
運用での問題はないのか、また、どの様な効果が
得られるのか、などなど、不安な面が大きいのが
実情だといえるでしょう。
経済産業省が、IT経営応援隊や、ITキャラバンなどで
啓蒙活動を行ってきたものの、まだ大きな効果を
産み出すには至っていないといえるでしょう。
地道な啓蒙活動であっても、継続は力なりといいます。
日本の中小企業におけるITの利活用の推進のためには
不況の状況であるからこそ、行政のサポートや
啓蒙が必要となっているといえるでしょう。

さて、今回、SaaSサービスを提供するベンダーが
SaaSサービスをより多くの企業に利用してもらう為に
SaaSサービスの「再販モデル」を立ち上げようと検討している
ようです。
「Webストア」と銘打ったSaaSサービスの販売拠点を
ネット上に展開し、ユーザ企業に、そのサービスを利用した
経営改善や、経営改革などを提案していけるように
ITコーディネータや、地域の中小SIerと連携していこうと
いうものであるようです。
その活動の中心として、任意団体「SaaSパートナーズ協会」を
設立したというのが、ニュースの主な内容であったりします。

さて、Webストアでは、J-SaaS、パブリッククラウド、などや
大手ITベンダーの提供するアプリケーションの中から
利用したいサービスを、従量課金制で使えるようにするようです。
このモデルをより良いものに改善していくために
技術面・販売面での課題を解決し検討していく
分科会も設けて、定期的に議論して、実現させていくようです。
分科会のテーマとしては、
「ユビキタス」「セキュリティ」「サポート」「リセラー」
「教育・普及」「ユーザビリティ」
といったものを取り上げているようです。

協力団体として、ITC協会の登録団体である
「ITC埼玉」「ITCイースト」「ITC中部」などが
参加する予定とのことです。
更に、参加する団体を増やしていき、
地域の中小企業に、利用しやすいSaaS&クラウドサービスを
展開していきたいということです。

この活動が、順調に展開していくことで、
日本の進まない、企業のIT活用が、動いていくことに
期待したいところです。

ITを活用したい、コストは出来るだけかけたくない、
そんな中小企業の経営者に、
その企業の求めるものに適したサービスをセレクションし
提示するのは、ITコーディネーターの本業といえるものです。
出来る限りローコストで、サービスしていくためには
行政支援も必要であったりします。
景気回復のために、また日本の未来、これからのために
中小企業が活力をもっていくことが重要であることは
日本の産業構造において必須であるといえるでしょう。
そのために、IT立国を標榜した日本が、ITを充分に
活用していけるような体制を整えていくことが求められています。
今回の試みは、そのひとつとして、注目されるものであると
いえるでしょう。

個人的にも、ITコーディネータとして関心あるところです。
関われる機会があれば、ぜひ関わっていきたいなとおもいます。
posted by 禁酒・禁煙・ベジタリアンのITコーディネータ 松原広幸 at 08:03| 静岡 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ITコーディネータ・社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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