2010年02月16日

うつ病自殺に関する判決

 最近、大阪地裁で、うつ病自殺という労災に関する
判決がおりたようです。
関連するニュースが、ネットでも流れていました。

●うつ病自殺、上司言動が一因と認める判決
http://news.nifty.com/cs/domestic/societydetail/yomiuri-20100215-01295/1.htm
●上司の「退職」発言でうつ悪化=日通に330万円賠償命令−大阪地裁
http://news.nifty.com/cs/headline/detail/jiji-15X893/1.htm

 被害者は、56歳の男性で、上司の言動がうつ病の一因に
なったことを判決では認めたということです。
また、自殺は予見できなかったとしたものの
自殺の原因として、直前の業務上のトラブルを指摘したとの
ことのようです。
2006年11月に自殺されて、今回の判決に至ったということです。
 男性は、C型肝炎の治療をしていたということですが、
その治療薬としてのインターフェロンは、
うつ状態になる副作用があったのに、うつ状態への配慮を
怠った対応を行い、男性のうつ状態を悪化させたとのこと。
上司から「治療のため自分から身を引いたらどうか」と
解雇通告と取られるような発言をして追い込んだというもの。
退職強要による自殺という面を認めて、
会社の安全配慮義務違反として認定されたということです。

 まあ、この様な対応をして、うつ病の社員を追い込む
上司は結構います。私も実体験として知っています。
うつ病気味の人に対する配慮に関する管理職教育を
しっかりと実施している会社は、殆どないのではないでしょうか。
大手でも、きちんとしているところは稀であるように感じます。
したつもりになっている企業は沢山あるようですが。

 私の友人が、うつ病専門カウンセラとして、
頑張っていますが、やはり、うつ病への理解の不足は、
大きな溝になっているようです。
私の知る事例では、うつ病気味のリーダに、うつ病治療中の
部下を配置しておいて、その上司が、そのリーダに
「病人が病人を管理してるみたいなものだ」と言ったことが
あったり。
「病気のせいにしてもダメだ、出来ないなら仕事ないぞ」と
脅すような口調で言いはなったりということがあったりしました。
 産業医も、その社員がうつ病だと知っている状態で
そのような対応しか出来ないのですから、
まあ、どの程度のレベルなのかは自明でしょう。

 自殺者が、3万人から減らない要因には、
労働環境における、うつ病への配慮が、殆どないという
実態も大きなものであるように感じます。
posted by 禁酒・禁煙・ベジタリアンのITコーディネータ 松原広幸 at 21:12| 静岡 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 健康・ホリスティック | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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