2010年02月21日

第13回メディア芸術祭

 第13回メディア芸術祭の国立新美術館での展示が
終わりました。今年の展示は、映像中心に見せるような
感じになっていました。
 アニメーション部門のシンポジウムだけでなく
マンガ部門のシンポジウムも、きかせていただきました。

[マンガ部門受賞者シンポジウム]
出演:
幸村 誠(大賞『ヴィンランド・サガ』)
しりあがり寿(マンガ部門主査 / マンガ家)
細萱 敦(マンガ部門審査委員 / 東京工芸大学准教授)

・大賞の作品について、作品のテーマを選んだ理由や
何を描きたかったのかなど、締め切りに追われて
担当編集の方もいらっしゃっていたなかで、
作者の幸村さんのお話を伺っていくというもので
幸村さんの作品に対する姿勢や、想いなどを
聞くことが出来、とても面白かったです。
デビュー作である前作のプラネテスは、
http://www.planet-es.net/
アニメの方で楽しませていただきましたが、
星雲賞作品として、SFファンにとっては、
楽しめる作品でした。前作では宇宙が舞台、
今回の作品では、バイキングをテーマに
暴力とは、愛とは、といったこと、
人生の意味についてなど、描いていると
いうことでした。
バイキングを扱うことにしたのは、
日本のマンガで、まだしっかりと扱われていない
ものであったことと、暴力を描くために
必要な要素をもっていたからということのようです。
史実に従った部分と、架空の登場人物と、
創作の物語の部分を描くなかで、
人に迫っているようです。
 死生観、愛とは何か、暴力とは何か、
作者の求める回答にむけて、登場人物たちの
物語が紡がれていく、今後に注目の作品です。
 日本のマンガのもつ奥深さと、多様さを
シンポジウムのなかで、語られてもいました。
メディア芸術のなかでは、もっともアナログな面を
もっているともいわれてました、幸村さんは
パソコンを使っていないそうです。
どうも、苦手ということのようですが、
プラネテスの作者が、いがいな気もしまいたが
筆が遅いということもあって、週刊誌から
移動したという話も含め、アナログの良さを
もった作品なのだなという気がしました。
バイキングの話や、作品の展開の話など、
とても楽しいシンポジウムであったとおもいます。





 アニメ部門の審査委員会の推薦作品のTVシリーズの
一部が展示会場で、放映されていました。
映画「ホッタラケの島〜遥と魔法の鏡〜」も、
上映会があり、鑑賞することが出来ました。
なかなか面白かったですが、CG作品としては
よなよなペンギンの方が良かったような気もします。
推薦優秀作のラインナップをみると
日本のアニメの多様性、奥深さを、あらためて
感じます。この広さや内容の深さが、
海外のファンをひきつけているのだといえるでしょう。


平成21年度(第13回)文化庁メディア芸術祭
審査委員会推薦優秀作品 アニメーション部門

[ホッタラケの島〜遥と魔法の鏡〜]
佐藤 信介
c 2009 フジテレビジョン / Production I.G / 電通 / ポニーキャニオン


[CANAAN]
安藤 真裕
c CUNSOFT / Project CANAAN


[TO]
曽利 文彦
c 2009 星野之宣・双葉社/「TO」製作委員会


[青い花]
カサヰ ケンイチ
c 2009 志村貴子・太田出版/青い花製作委員会


[グイン・サーガ]
若林 厚史
c 栗本 薫 / 天狼プロダクション / Project Guin


[スケアクロウマン]
竹内 啓雄
c play set products / スケアクロウマン製作委員会


[とらドラ!]
長井 龍雪
c 竹宮ゆゆこ / アスキー・メディアワークス / 「とらドラ!」製作委員会


[ねぎぼうずのあさたろう]
池田 洋子
c 飯野和好 / 福音館書店・テレビ朝日・東映アニメーション


[のだめカンタービレ 巴里編]
今 千秋
c 二ノ宮知子・講談社 / のだめカンタービレ2製作委員会


[東のエデン]
神山 健治
c 東のエデン製作委員会


[亡念のザムド]
宮地 昌幸
c BONES / Sony Computer Entertainment Inc. , Aniplex
posted by 禁酒・禁煙・ベジタリアンのITコーディネータ 松原広幸 at 08:35| 静岡 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | アニメ・マンガ・小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス: [必須入力]

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバック