2011年04月28日

知識とは何か?

 最近、原発事故に関連して、原発及び放射能関連の情報が
飛び交っています。そんな情報の中には、誤解や誤認など間違ったもの
多く存在しており、風評被害やストレスなどを生み出していると
いえるようです。
 情報を得たとき、それをどの様に判断し捉えるのか、
それは、まさに情報リテラシィということになるわけですが、
未知の情報に触れたときの判断においては、
やはり、それまでの経験や学びで得た知識や知恵の厚みや質が
影響する部分があるといえるでしょう。
もちろん、直感というものもありますが。
さて、では、知識とはどんなものだといえるのでしょうか。
知識の定義について、以下の様なレベルを定義していたりもします。

知識レベル(JSTQBシラバスより)

知識レベルL1:知っている
  概念や用語を知っており,その概要を述べることができる.

知識レベルL2:知識を説明できる
  概念や用語の意味や背景を理解しており,
  具体的な例を挙げて説明することができる.

知識レベルL3:概念と使い方がわかる
  概念や技術の使い方がわかっており,
  それらを適切に選択して,限られた条件の下で与えられた課題を解決できる.

知識レベルL4:詳しく理解し応用できる
  概念や技術を詳しく理解しており,
  実用的な問題を解決するために,その知識を応用できる.

知識レベルL5:熟達している
  実社会の複雑な問題に対して,
  構造を明らかにして要素に分解するとともに,
  解決に必要な検討を加えて結論を導くことができる.

 上記のレベルをみればわかるように、
知識のレベルが高いということは、その知識をどれだけ
自分のものにしているのかということになるわけです。
情報や知識を知恵として自分の内部で熟成させることが
出来ているのかということになるでしょう。

 今回の放射能に関する誤った情報の流布などは、
知識レベル0の状態で、その情報に接したために起こっていると
いえるのかもしれません。
つまり、知ってもいないことだけど、情報発信元が
なんとなく正しいことを言ってそうな気がするということで
真実だと思い込んでしまった結果ということに
なるのかもしれません。
とくに、大学教授とか、著名人とか、専門家とか、
といった信用できそうな人が、間違いを発信してもいた為に
拡散速度が大きかったのかもしれません。
やはり、情報を得たときに、その内容について、
まず自分の知恵によって、検討し不明なところがあれば
調査して裏づけをとって、一定の知識レベルまでになったと
思ったら、他人にも伝えるというスタンスが重要であるのかなと
感じたりもします。
学校教育において、そういった情報や知識との接し方や
学び方、理解の仕方について、よりしっかりと勉強できるように
教育していく必要があるといえるのかもしれません。
しかし、知識は常に変化するのもでもあります。
自分の知識が絶対であるという確信を持つことは良いですが
だから、それとは違っているものは全て嘘であると
決め付けるという姿勢は、多くの場合過ちを生み出します。
物事は、ひとつの側面だけをもっているものではなく
現象にしろ、データにしろ、見方によって解釈が変わり得るものです。
また、まったく違う視点から見たときに別の姿を
みせるものもあります。
 知識や情報に対しては、常に謙虚であること、
そして、まず受け入れてみて、考えてみるということが
より正しい知識を身につけていくためには重要であると
いえるのではないでしょうか。
posted by 禁酒・禁煙・ベジタリアンのITコーディネータ 松原広幸 at 12:26| 静岡 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 科学・文明・学術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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