2015年12月18日

多くの人が悩み惑うのは・・・・

多くの人が悩み惑うのは・・・・

溝口語録「人としての道を守る」を読んでいて、
ふっと想ったことがあります。

なぜ、この世に生まれるのか、
その問いに関しては、様々な答えがこの世には溢れています。
そして、その答えの多くは、
宗教や哲学によってもたらされていると言えるでしょう。
人生の目的と価値、
それは、まさに、人それぞれの生まれ出でた環境と
その後の成長の過程における環境によって
変化していきます。
日本の社会は、戦後、平和を与えられてきましたが、
その中で失っていったものがいくつもあります。
その結果、戦前には大きな問題とはなっていなかった
社会的な問題が顕在化してきているとも言えるでしょう。
特に、生きること、幸福というものについては、
現代社会の方が退化しているのかもしれません。
自殺者の増加、うつ病などの精神疾患の増加、
それらは、まさに心の問題から起因するものです。
そして、心の問題を解決するための知恵は、
人類の歴史の中において、宗教や哲学によって
もたらされてきたものであるのです。
日本は、神道と仏教という信仰の基盤をもっています。
そして、儒教という道徳の基盤をもっています。
しかし、その基盤は、戦後の教育の失敗のために
徐々に崩壊していっているのです。
その結果は、自殺者の増加や心の病の増加といった
社会問題として顕在化してきているのだと言えるでしょう。
戦後失われてきた価値あるもの、
祖先から培われてきた善きもの、
そういったものは日本人のDNAの中に刻まれてきています。
しかし、それを保つためには、
学び伝えていくことが必要であるのです。
戦後の教育において、大きく欠けてしまったもの。
それは、まさに信仰心、道徳心という日本人の美徳というべき
精神の姿ではないでしょうか。
それを取り戻していく努力が、今まさに求められているのだと思います。
そして、その基盤となるべきものは、
家庭という社会を構成している核である集まりであると言えます。
家庭復興こそが、現代社会の多くの課題解決の
根本的なものをもたらすことが出来るのではないでしょうか。
家族の絆、家族の中での教育と成長、
そこにこそ、より広い集団や社会における絆を育む
基礎と原点があると言えるはずです。
徳行の原点は徳育にあり、
その徳育の場こそが、家庭であるはずなのですから。

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CarnelClub第338号より

溝口語録「人としての道を守る」

<溝口語録>

【人としての道を守る】

人はみな、聖人ではないので、
ごく自然に生きている中で、
間違いがないなどと言えるわけはありません。

つまり、徳行などと言える模範的な在り方は、
【学ぶしかない】と言えるのです。

その意味では、『論語』などは
応神天皇の代に日本に伝わってきて、
その後の律令時代の官吏(公務員)の
必読書となっていたものですので、
昨今の政治家は必読すべきものなのです。

さて、内容は思想の啓蒙や自己制御に
主眼を置いています。

例えば・・・

「人が生きていくには
 【仁(思いやり)】を忘れてはならないが
 この【仁】を基本にして
 【克】【伐】【怨】【欲】を抑え
 己に克ちて礼に復える」

という一文があります。

【克(こく)】とは、他人を打ち砕き、打倒して、
自分ばかりが目立とうと出ていくことを
好む傾向を戒めなさい!ということです。

そんなことをすると、他人から妬まれ、
あることないこと中傷され、
出る杭は打たれるぞ!と言っているのです。

【伐(ばつ)】とは、
「オレがオレが」という自己中心的な在り方や、
何でも自分が中心にならないと
気が済まない性格を戒めています。

一般的な社会でも、
「この会社はオレがいないとやっていけない!」
などと主張する人がいますが、
もし本当にそうであるならば、逆に
「能ある鷹は爪を隠す」ものなのです。

【怨(えん)】とは、人を恨んだり、
妬んだりしてはいけない!ということです。

「自分が出世できないのは、
 あいつが妨害しているのだ!」とか

「きっとあいつが自分をおとしめているんだ!」

などと愚痴っている人がいます。

しかし、人がどうであろうが
黙々と自分を貫いている人が、
結局のところ周囲に認められるのです。

【欲(よく)】とは、私欲・貪欲はいけない!
ということです。

社会・会社・国家全体が、
幸せになるための正義ある欲は良いですが、
私利私欲に取りつかれ、自分だけが!!
自分のみに!!という
利益をむさぼる欲はいけない!
と言っているのです。

このように、【仁(思いやり)】の支柱が
しっかりしていれば、
自ずと【克・伐・怨・欲】など起きないはずですが、
昨今はこんな簡単な人の道も
守れない人が世にあふれているのです(涙)

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posted by 禁酒・禁煙・ベジタリアンのITコーディネータ 松原広幸 at 17:44| 静岡 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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