2016年06月20日

ITと選挙

「ITと選挙」
〜ネット時代の選挙の在り方の変化〜


 東京都知事が辞任し、参議院選と東京都知事選が行われることになりました。
公職選挙法が改正されて、18歳以上に選挙権が与えられました。
また、その前には、インターネット選挙運動についても一部許可させています。
しかし、まだまだ規制が多く、ITを活用した選挙としては課題が多いと言えるでしょう。
多くの人が、意識せずに、公職選挙法違反を行う可能性も高くなっていたりします。
国も、選挙についての周知をインターネットを使って行っています。

総務省 なるほど!選挙
http://www.soumu.go.jp/senkyo/senkyo_s/naruhodo/index.html

明るい選挙のシンボルマーク「白バラ」
明るい選挙のイメージキャラクター「選挙のめいすいくん」
いったい、どのくらいの国民が知っているのでしょうか?
また、
「主権者教育のための成人用参加型学習教材」なども用意されていますが、
それを利用した教育を受けたことのある人は、何人いるのでしょうか?

ネット上での選挙運動に関しても、立場や時期によって
出来ること出来ないことが変わってきます。
選挙公示後から投票日までの期間とそれ以外の期間での違いや
政党・候補者(被選挙人)、有権者、未成年者、非有権者での違い
について、きちんと把握している方のほうが少ないのではないでしょうか。
地方自治体の選挙管理員会も、それぞれに投票への呼びかけや
選挙に関する啓蒙活動を行っています。
各自治体の選挙管理委員会のページに、それぞれに行っている
活動が紹介されていたりします。

東京選挙
http://www.senkyo.metro.tokyo.jp/

東京都では、中学三年生に学習用冊子「Let’sすたでぃ選挙」を
配布していたり、「18歳選挙権フォーラム」の開催や
「選挙出前授業・模擬選挙」などの取り組みを行っているようです。
特定の政党や候補者の応援にならないように、中立公正な教育を
地道に展開していくことが大切であると言えるでしょう。

さて、ネット選挙解禁という話題が出たとき、
ネットで投票ができるようになったのかと勘違いした方が
いらっしゃったりしたようです。
実際には、ネットで投票できるようになったのではなく、
ネットで選挙運動が一定の条件、制約の中で出来るようになったと
いうことでした。
インターネットの普及スピードに法律が追い付かないというのは
数多くの分野で起こってきたことですが、
選挙に関しても同様であったということです。
しかし、残念ながら、まだ規制にしろ活用にしろ
課題が多く残されていると言えるでしょう。
ただし、今後、問題や課題が解決されていき
ネット投票が可能となる日が訪れるかもしれません。
実際、国政選挙ではない、一般の企業や団体なのでは
ネット選挙を使用しているケースが多くなっています。
また、ネット選挙システムのサービスも実際に提供されていたりしています。
海外では、電子投票やネット投票を既に導入している国や地域もあったりします。
選挙費用の削減や投票率の向上に効果が出ているようです。
日本で導入をするにあたっては、
もっとも懸念されているのが、セキュリティ面であると言えるでしょう。
違法投票や得票結果の改竄といった問題が発生しないのかっということです。
クラッキングやハッキングに対する対策は、
日々進歩しています。もちろん鼬ごっこてきな部分もありますが、
現状のアナログ選挙のリスクと変わらないレベルになり、
コスト面や投票行為の便利さといった面を含めた総合評価で、
電子投票が上回れば、変えていけば良いですし、
ネット投票が上回れば、変えていけば良いと考えます。

 投票率を上げるためには、選挙しやすさ以外にも
重要なことがあります。投票したいと思える候補がいることです。
つまり、誰に投票するのかということです。
それはすなわち、政治への関心を高めてもらう必要があるということでもあります。
立候補者、政党に関する情報を、しっかりと見極めることが大切になります。
その為の情報を提供するサービスも出てきています。
もちろん、政党や候補者のホームページ、ブログ、SNSなどの情報を
チェックして比較することも出来ます。
しかし、それはあくまでも、政党や候補者の思惑に基づく情報でしかありません。
では、メディアが発信している情報はどうでしょうか、
これまた、各メディアの思惑が反映され加工された情報でしかなかったりします。
より、多くの情報をチェックし精査する能力、
情報リテラシーやメディアリテラシーが問われるということになるわけです。
もちろん、政治課題、社会課題についての知識も必要になってきます。
国会議員の選挙であれば、外交や国際情勢といった情報も知る必要があります。
選挙で選ぶ人に求められるものは何なのかということを
きちんと認識しておくことが大切であるということです。
投票してもらうために、投票する人にとって嬉しいことしか言わない人もいます。
しかし、行政課題を進めていくにあたっては、国民や市民にとって
厳しいことも数多く存在しているということを忘れてはならないでしょう。
たとえ厳しいことであても、しっかりと伝えることができ、
自分の発言に責任を持つことのできる人がどうかを見極めることが
投票する人に求められているということになるわけです。
義務あっての権利であるということを忘れてはならないでしょう。
IT技術、ネットなどの情報を、上手く利用して、
自分自身でしっかりと考えて、投票しに行くことが大切です。
未来のあるべき姿をきちんと描いて、
そこに向かって、今必要なことは何であるのかを捉えて
それを実行できる人は誰なのかを考えて、
しっかりと投票を行いましょう。
投票を棄権するということは、すべてを投げ出すということであり
民主主義の世界では、無責任な行動であると感じるべきではないでしょうか。


ネット時代の選挙のあり方
http://vpoint.jp/column/67134.html
posted by 禁酒・禁煙・ベジタリアンのITコーディネータ 松原広幸 at 22:51| 静岡 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | コラム:ITコーディネータから贈る言霊の風 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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