2018年03月26日

日本物理学会第73回年次大会(2018年)にて 〜新たなる現象を伝えて(無から有が生じる物質化現象)〜

日本物理学会第73回年次大会(2018年)にて

今年も日本物理学会年次総会が開催され無事に終了しました。
http://www.jps.or.jp/activities/meetings/index.php

今年の総合講演で取り上げられた演題は、

「インタラクティブな知能」 座長:川村 光(会長)
  山田誠二 氏(国立情報学研究所 / 総合研究大学院大学)

「重力波天文学の夜明け」 座長:永江知文 (副会長)
  川村静児 氏(名古屋大学大学院理学研究科)

の2つでした。
今、世間的にも注目されている事象に関するテーマとなっています。
ひとつは、AIに関するものであり、
もうひとつは、ノーベル賞受賞して重力波に関するテーマです。

物理学が対象とする研究テーマや事象については、
広範囲にわたる領域となっています。
大会では、領域を分けて、それぞれをまとめた形で発表を行う形式をとっています。
現在の領域定義としては、以下のような形となっています
http://div.jps.or.jp/

・素粒子論領域
・素粒子実験領域
・理論核物理領域
・実験核物理領域
・宇宙線・宇宙物理領域
・ビーム物理領域
・領域1: 原子分子、量子エレクトロニクス、放射線
・領域2: プラズマ
・領域3: 磁性
・領域4: 半導体、メゾスコピック系、量子輸送
・領域5: 光物性
・領域6: 金属(液体金属、準結晶)、低温(超低温、超伝導、密度波)
・領域7: 分子性固体
・領域8: 強相関電子系
・領域9: 表面・界面、結晶成長
・領域10: 構造物性(誘電体、格子欠陥・ ナノ構造、X線・粒子線、フォノン)
・領域11: 物性基礎論、統計力学、流体物理、応用数学、社会経済物理
・領域12: ソフトマター物理、化学物理、生物物理
・領域13: 物理教育、物理学史、環境物理
・物理と社会

近年、大学の経営上の問題もあって、
研究テーマとして予算がつきやすいものは
既存の大型案件や話題性があるものか、
具体的なビジネス展開が出来そうなものが主流となる傾向がみえます。
領域も、そのあたりの影響を受けているともいえるでしょう。

共催シンポジウムでは、5件のテーマが取り上げられています。

「非平衡系におけるゆらぎと構造 新学術領域研究 ゆらぎと構造の協奏」
 (領域11, 12)
http://sfs-dynamics.jp/

「トポロジカル物質科学の新展開 新学術領域研究 トポロジーが紡ぐ物質科学のフロンティア」
 (領域4,1,6,8,9)
http://topo-mat-sci.jp/

「光圧によるナノ物質操作の新展開 新学術領域研究 光圧によるナノ物質操作と秩序の創生」
 (領域5)
http://optical-manipulation.jp/

「新機能創出を目指した分子技術の構築 戦略的創造研究(CREST) 新機能創出を目指した分子技術の構築」
 (領域7)
http://www.jst.go.jp/crest/mt/

「インフォマティクスを活用した材料科学の新展開 新学術領域研究 ナノ構造情報のフロンティア開拓・材料科学の新展開」
 (領域10,9,11)
http://nanoinfo.mtl.kyoto-u.ac.jp/

いずれも、最近の大学に対する国の要求=応用成果の出せる研究=大学自立と創業による産学連携といった方針の中で
予算確保されて行われている研究が中心になってきているような感じがします。

また、少子化という社会の傾向のなかで、
人材の減少という点への危機感から教育面での取り組みも
重要視されてきているといえるでしょう。
第14回日本物理学会Jr.セッションも力が入ってきているようです。
http://www.gakkai-web.net/butsuri-jrsession/

1926年シュレーディンガーの波動方程式、
1927年ハイゼンベルクの不確定性原理、
1927年第5回ソルベー会議(電子と光子)より
90年ということで取り上げられている
「量子力学 90年」に関する催しも行われていました。

また、先ごろまとめられた冊子
日本物理学会創立70周年記念企画
物理学70の不思議
http://www.jps.or.jp/books/gakkaishi/files/71-09_70fushigi.pdf
の中で語られている内容には、

「はじめに」より
『・・・現段階で物理学からアプローチされている自然現象を整理し,
今後ある程度の長期的スパンで私たちに託された物理学の挑戦と,
自然現象の不思議を紹介したい,と着想した.
広範な自然を対象とする物理学の地平の広げ方は・・・』

「70 物理学はどこへ行くのか」より
『・・・
 物理学の手法を支えるのは「観る」ことである.
 ・・・』
『・・・自然は不思議にあふれている.
物理学は,自然を理解するためのさまざまな方法を開拓し,
人々の不思議に応えてきた.
ここで育まれた果実は人々の自然観を更新し,
必ずや次の世代の不思議を生むことだろう.
尽きることのない不思議と,
それを解き明かしたいと思う好奇心は,
人々の思考をより豊かで自由なものへと導くに違いない.
物理学はこれからも,
そんな自由に広がる不思議とともに歩みを進めていくことだろう.』

といった記述がありました。
原点回帰、初心忘れるべからず、何事においても
何がベースであるのかを見誤ってはいけないのだということでしょう。

物理学のあり方、学問として、研究として
どのような事象に対して取り組んでいくのか、
その原点を再確認するといった内容の話も出てきているのかなっと
思うこともあります。

さて、今回、修士時代に発表してから、
久しぶりに、学会での発表を行うことになりました。
これまで、誰も取り上げていないテーマであっても発表できるということは
物理学会が健全なる探求に関して自由な立場を保っているものであるということであり
良かったなと思っております。
発表の場を与えないという態度は、閉鎖するということであり、
進歩に対して目を閉ざすということでしかありません。
中にはそんな考えを持っている方もいらっしゃるかもしれませんが
過去の多くの発見がその時代において、
その新規性ゆえに非難されてきたことを考えてみても
理解できないからというだけの理由で、
門を閉ざすのは、偏見であり差別であるということになるでしょう。
学問の自由に対する大きな危機を孕む行為であるといえます。
そんなことは無く、自由に発表できる環境を整えていることこそが
素晴らしいことであるということを忘れてはなりませんね。
最近は、少し敷居が高くなっているような気もします。
もっと、自由度高く保ち、より多くの現象についての発表が
可能な場であるように願ってやみません。
この世界におけるあらゆる現象において、
未知なる世界への誘いを伝えることの出来る場で
あって欲しいと思います。

今回の発表についてですが、
現段階でアプローチされていない現象の存在を提示することが目的です。
学術的な研究に値する新規性のある現象を紹介することにより
今、物理学を学ぶ皆さんが、本当に「観る」ことが出来ているのかを
問う内容でもあります。
尽きることのない不思議として、
2000年以後に確認された現象を、
目の前に提示されたときに、
果たして、
物理学の新たな地平を目指して、
その現象の謎を解き明かしたいという好奇心を抱き
思考して歩みだせる物理学の挑戦者が出てくるのか
それを確認するという意味をもった発表でもありました。
ガリレオの地動説、
アインシュタインの相対性理論、
いずれも発表されたときに信じる人は少数派でした。
多くの人が懐疑的な反応を示したことは
歴史に残されている事実です。
新しい現象に触れるとき、
多くのひとは、まず本当なのか?という疑問を抱くことでしょう。
今回、学会にて発表した内容についても
同様な反応をする皆さんが多いだろうことは
過去の歴史に学び当然のことだと思っていました。
しかし、過去の歴史が示すように、
まず、事実としての現象を提示しなければ、
何事も始まることはないというのも事実なのです。
20世紀以後、あまり新しい研究対象となりうる現象は
出てきていませんでした。
多くが既知の現象の中で発見された事象であったり
既知の現象の発展系や変化形のような事象であったりします。
高温超伝導、常温核融合以後にインパクトのある現象は
登場していない印象があります。
今回の現象は、新しいインパクトのある事象です。
現象は学術的対象として
再現性、普遍性、客観性を充分にもったものであり、
誰もが確認することが可能な現象です。
その現象を自らの目で「観た」ならば、
現象そのものを否定することは誰にも出来ないでしょう。
否定するのは事実を認めたくない願望をもった人だけです。

発表させて頂いたのは、以下の会場と領域の中でした。

領域11: 物性基礎論、統計力学、流体物理、応用数学、社会経済物理
http://w4.gakkai-web.net/jps_search/2018sp/data/html/program11.html
25日 K702会場 25pK702 13:45-15:15
領域11,領域12合同 アクティブマター合同2
1 細胞数の違いが緑藻の走光性に及ぼす影響
 農工大院工 山田啓祐, 村山能宏
2 真核細胞の走化性遊走の理論
 東大理 平岩徹也
3 微小管の集団運動における排除体積効果の役割
 東大理A, 未来ICTB 谷田桜子A, 古田健也B, 西川香里A, 平岩徹也A, 小嶋寛明B, 大岩和弘B, 佐野雅己A
4 神経幹細胞の集団が示すネマチックな秩序と欠陥のダイナミクス
 東大理 上道雅仁, 佐野雅己
5 交流電場下での非対称自己駆動粒子集団の統計的性質
 東大理, CEAサクレーA 岩澤諄一郎, 西口大貴A, 佐野雅己
6 無から有が生じる物質化現象「天の扉開き」と出現した物質「神聖出現物」に関する研究
 ATB総研 松原広幸, 小澤佳彦

この回の発表の最後に前に立たせて頂き、
その内容を参加していた皆さんにお伝えすることが出来ました。
新しい現象であるので、その他の領域を選択して申し込んだのですが、
その結果として、上記の回での発表となりました。
アクティブマター、生物物理系という分野の発表の中で
細胞の運動、藻も運動に関する物理的視点からの発表は
どれも興味深いものでありました。
その様な発表の後に、今回、時間をいただくことができました。
物質化現象は、物性における特異現象でもあり、
非可逆なプロセスともなっています。
また生成物の出現過程においては、
アクティブな動きが存在しており、出現物の運動は特殊なケースも
存在しています。
また、紹介する現象の手法においては、
「意思と意図」を考慮する必要のあり、
生物的な存在としての情報伝達に関連する事象でもあったりします。
その様な意味からも、発表の領域としては、
悪くなかったのかもしれないと感じました。
予想より、多くの皆さんが聴講されて下さいました。
その様な中で、予定していた伝えたいことを無事に発表することが
出来て良かったです。

紹介した新しい現象は、
一般的に「天の扉開き」と呼称されているものであり
決められた手法に従って行うことにより、
100%の確率で、物質化現象が引き起こされるというものです。
数gから十数kgの金属状、鉱物状、ガラス状のさまざまな形やサイズをした
物質が、何も存在していない実空間の中から瞬時に出現する現象です。
これまで、物理学で物質が出現するという事象としては、
対創生など素粒子レベルのミクロの世界か、
ビックバンといった宇宙規模のマクロの世界の話でしか
ありませんでした。
身近な実空間において、質量として存在していない物質が
瞬時に質量をもって出現するという現象は、
まさに無から有を生じる物質化現象であると言えるでしょう。
この現象を「観た」とき、それをどう考えるのかは、
ひとりひとりの体験者に委ねられるものです。
既存の物理学から説明可能な現象であるのか、
それとも、新たな物理学が必要な現象であるのか、
それを判断するのも、それぞれの研究者に任されています。
なぜなら、これまでなかった新しい現象であるのですから。

物質化現象について、簡単に考察するとしたら
まず、質量が無い=ゼロの状態から、
質量の有る=数gから十数kgの状態への
瞬間的な遷移現象を、どう考えるのかという点が
第一にあげられます。
次に、物質化出現物の形状が意図をもった結果として現れたと
考えざる得ないものが存在しているという点についてです。
そして、物質化出現物の出現箇所が多様であるという点と
出現時にもっている運動量がどう生じてたものであり、
出現後の移動軌跡の変化についてどう考えるべきなのか
という点などがあげられます。
現象が発生するときに閃光が出るケースや
爆発音などがするケースなど、光や音の発生に関する現象を
どう考えるのかという点もあります。
0gから10kgへの瞬間的(超加速度的)な
質量変化にともない重力波が発生している可能性もあり得ますし
他の次元からのエネルギー流入の可能性があるとしたら
マルチバース宇宙、多次元宇宙の境界を越える事象が
発生しているものとも考えられます。
元素周期律表上の物質が出現する場合、
ビッグバンのように高エネルギーが冷える過程で
出てくるモデルでは、この地表面で同じことが起こっているはずもなく
説明することは不可能です。
なんらかの特殊な触媒やエネルギー変換則の存在を
暗示しているとも言えるでしょう。
手法から、物質化現象のメカニズムは知りえるものですが
それをどう解釈するのか、物理学の中でどう考えるべきなのかは
まさに、新しいテーマであり、新しい謎であるということです。
今回の発表を機会に、
物理学が新たな地平に向けての扉を開くきっかけになればと願います。

以下のようなコラム記事がありました。

現代物理学からの世界観の確立を
竹内 啓
http://www.jps.or.jp/books/50thkinen/50th_06/005.html

世界観という視点から考えたとき、
今回発表した現象からいえば、
新たな物理学から世界観の確立を
ということになるでしょう。
唯物論的な科学は、既に限界に来ているといえます。
この宇宙には人や動物など、意思をもった存在があり、
その様な存在の影響が、自然界に何も無いと考えることに
合理性はありません。
何らかの影響を与えていると考える方が合理的です。
インテリジェントデザイン論という考え方が
科学の世界でも提示されています。
生物学上での話題が多いものではありますが、
物理学の扱っている領域においても、
その考え方の応用た適用はあり得るでしょう。
学会の発表でお伝えした日本人の手法会得者からの
メッセージの中にあるように、
「意思と意図」を、どう取り込むことが出来るのかが、
物理学に新たな次元への進歩をもたらすのです。


さて、今回の発表に対して、
難癖をつけてくる人は当然出てくることでしょう。
それは、自分が理解できないことは信じたくなりという
保身の気持ちが人にはあるからであり、
現実として存在していても、説明しきれていないなら
それは存在していないということだと非科学的な解釈を
科学的だと思い込んでいる人がいるからでもあります。
事実として存在している現象の中には、
その現象が理解できないというだけのことで
科学的ではないとされて、
擬似科学とかニセ科学とかのレッテル張りが
行われ黙殺されてきたものが数多く存在しています。
臨床データとして事実の事象が揃っていても
その理由が不明であるがために消される事実も
存在しています。
なぜ、その様なことが起こるのか、
それは、自分が信じることが出来ないものは
信じたくないという個人的な欲望をもった人が
社会的に強い立場や力をもっているが為であったとも
言えるでしょう。
または、その背後に別の意思と意図が働いている
そんな場合もあることでしょう。
もちろん、お金儲けなどの他の欲望が絡んで、
でっち上げられた事象も多く存在しています。
それがゆえに、真理として真実存在しているものが
それらの偽りの影に隠されてしまっていることもあるのです。
何が真実であり、事実であるのか、
他人の情報だけで判断するのではなく、
自ら進んで確認していくという姿勢が、
真理へ向かうためには必要であるといえます。
先人たちの偉業の多くが、他人の批判に屈することなく
自分自身の目で確認し、行動した結果であるということを
わすれるべきではないでしょう。
今回、学会で発表することの出来た現象は、
自ら行動すれば、確認することが出来る現象です。
それをせずに否定し批判することは、
まさに非科学的な行為であり、傲慢な態度であると
いえるのではないでしょうか。
否定したいのであれば、まず自ら事実か否かを
その目で確認すべきでしょう。
それが出来ないのであれば、何も言うべきではありません。

この宇宙、自然界、この世界の存在の中で
発生している様々な事象や現象について、
そのメカニズムや論理的な説明=理論の構築について
好奇心をもっているのであれば、
自ら進んで、アプローチしてみることが
もっとも重要であり大切であるということです。
結局のところ、選択するのは、
それぞれ、その人次第でしかないということなのです。

-----------
天の扉開き公式Web
https://www.amanotobira.com/

ATB総研公式Web
http://atb-ri.com/
E-MAIL: butsuri2018@atb-ri.com
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日本物理学会
http://www.jps.or.jp/

日本物理教育学会
http://pesj.jp/

応用物理学会
https://www.jsap.or.jp/

日本生物物理学会
http://www.aeplan.co.jp/bsj2017/index.html

日本医学物理学会
http://www.jsmp.org/

日本物理療法学会
http://www.jspt.net/

日本温泉気候物理医学会
http://css-kyushu.jp/onki2018/

物理探査学会
http://www.segj.org/

プラズマ・核融合学会
http://www.jspf.or.jp/

地球電磁気・地球惑星圏学会
http://www.sgepss.org/sgepss/

日本惑星科学会
https://www.wakusei.jp/

日本天文学会
http://www.asj.or.jp/

日本鉱物科学会
http://jams.la.coocan.jp/

日本地球化学会
http://www.geochem.jp/

日本有機地球化学会
http://www.ogeochem.jp/index.html

創造デザイン学会
http://www.dcsociety.org/index.html

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posted by 禁酒・禁煙・ベジタリアンのITコーディネータ 松原広幸 at 20:17| 静岡 ☀| Comment(0) | 科学・文明・学術 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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