2018年08月24日

サマータイムの話題について

サマータイムの話題について

日本のサマータイム導入における問題点として
IT技術屋であれば、誰もが認識している課題が、
いくつかの記事になって公開されています。
基本的には、どの記事もサマータイム導入は無理だからやめようという
感じのものとなっています。

時刻による制御は、ITの世界では多く行われています。
日本は単一時刻でしか設計思想がなかったこともあり
多くのシステムが、時刻の変動に関する配慮が為されていません。
アメリカは通常でも時刻が複数存在しています。
欧州もそうですし、サマータイムももともとありました。
したがって、時刻制御については、設計時から、それらの変化を
考慮したものとなっているわけです。
つまり、日本のシステムは、世界視野で設計されていないということです。
そのために、時刻の基準が変わることへの対応が設計上なされていないので
サマータイムの導入にあたっては、プログラム変更と検証に
莫大な時間とコストが発生するだろうというわけです。
もちろん、世界視野の製品もあり、そういった製品においては
時刻を扱う場合には、時刻の変化を想定した上での設計がなされており
サマータームについても、導入したからって問題がおこるわけではありません。

ただ、見る時刻と制御する時刻を別のものであるとして
処理設計を行えば、まあ被害が少なくする対応も不可能ではありません。
マンマシンインタフェース部分で、サマータームの変化をすべて吸収してしまう
実装を行うということです。

サマータームをITの深い部分までまじめに対応することを考えたら
そのコストはものすごいものとなるでしょう。
そして、困難な理由の多くは、その点を指摘しています。

時刻関連で問題となったものとしては、
先行事例で2000年問題というものがありました。
当事も、かなり深刻な内容の記事を書いている人もいらっしゃいましたが、
実際のところは、特に大きな問題もおこらず、過ぎていきました。
今回のサマータイムについても、
似た面がないとは言い切れません。

IT業界的には、特需を生み出すテーマであることは
間違いないでしょう。

ただ、実際のところ、サマータームとして、時刻そのものをずらすのではなく
全国一斉法的労働時間シフト推進対応でも充分ではある気もします。
8時30分出勤を、6時30出勤とする。ということです。
交通機関は、時刻表を2時間前倒しにして運行する。
といった対応をサマータイム期間は実施するというだけでも
とりあえずの目的は達成できるともいえるでしょう。

ちなみに、サマータイムへの対応については
技術的には対応は不可能ではありません。
(欧米で出来ることが日本で出来ないわけはないのです)
あくまでも、コストがかかるのと、時間的な余裕があるか否かという
レベルの問題であるというだけです。

---関連記事------------
欧米でできているサマータイム(夏時間)導入が、日本で絶望的に困難な3つの理由ー偉い人は炊飯器の時計を多分知らない
http://blogs.itmedia.co.jp/sakamoto/2018/08/Summertime.html

cronはサマータイムを処理できる? そんなに甘くありません
http://blogs.itmedia.co.jp/doc-consul/2018/08/cron.html

日本でサマータイム制を絶対に導入してはいけない技術的な理由の一部
http://blogs.itmedia.co.jp/doc-consul/2018/08/post_104.html#utm_source=ent-mag&utm_campaign=20180823
posted by 禁酒・禁煙・ベジタリアンのITコーディネータ 松原広幸 at 00:24| 静岡 ☀| Comment(0) | ITコーディネータ・社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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