2018年10月30日

インバウンド観光×先端テクノロジーが拓く新ビジネス創出

「インバウンド観光×先端テクノロジーが拓く新ビジネス創出セミナー2018」
【開催趣旨】
インバウンド観光市場は発展が続いており、
昨今では特に先端テクノロジーに基づく新しいサービスの導入による業界活性化 が注目されています。
本セミナーでは、AI・IoT・VR・先端的SNS活用・旅マエ/旅ナカ/旅アトを含む
情報配信プラットフォーム・オンライン地図プラットフォーム・無料SIMカードの提供と
日本の観光情報発信を組合せたプラットフォームなど先端的なアプリケーションを提供する企業をご紹介し、
多様な連携を促進することで新ビジネスの創出を目指します。
【日時】
2018年10月29日(月) 13:00〜17:00
【会場】
みなとパーク芝浦 1階リーブラホール(港区芝浦1-16-1)

<スケジュール:講演内容>

(1)講演者:株式会社ティファナ・ドットコム e-ビジネス事業部
 AI戦略室 取締役 横山 洋太
講演テーマ:「AIさくらさん」によるインバウンド観光客向け人工知能接客システム
 インバウンド観光客の対応も可能な人工知能(AI)接客システム「AIさくらさん」を開発。
音声認識・音声合成による対話や4カ国語に対応しているほか、
ECサイトへの組み込みも可能。センシング技術との連携により、
例えばビーコン等により施設内での行動を把握する、
カメラ映像から年齢や性別、感情を読み取り
接客対応をより最適なものへと変化させることも可能になる。
<メモ>
 特に目新しいものではないが、確実に実サービスとして成長していると感じた。
 日本らしいキャラクターによる案内版のサービスといえる。
おそらく、Live2Dなどの技術で、リアルタイムな反応を可能にしていると
思われる。人材不足のなか、24時間対応可能で、ヒーマンインターフェース的にも
顧客によい印象を与えることが出来るものであり、
今後、いろんな場所で普通に見られるようになっていくだろう。

(2)講演者:株式会社アクティバリューズ 代表取締役社長 陳適
講演テーマ:多言語AIチャットボット「talkappi」による旅マエ~旅アトへの訪日観光客サポート
 LINE・Facebook Messenger・WeChatに常駐する旅のコンシェルジュが
旅マエ、旅ナカ、旅アトにわたり一貫して訪日外国人をサポートする。
宿泊施設、旅行会社、観光関連自治体等をターゲットに問合せ自動応対、
予約受付、観光案内等のサービスを提供し、one to one マーケティング
を実現する。
<メモ>
 これも、特に今では目新しさはないが、ある意味当たり前に
なっているサービスのひとつといえる。
この種のサービスは、先行して、ユーザー数を確保し、データを蓄積したものが
有利となるものなので、先行しているところは強いといえるだろう。
日本語という言語的な特殊性が、海外の企業よりも国内企業にある意味で
優位性をもたらすことになっているサービスでもあるので、
国内メーカーには頑張って欲しいところである。
あとは、どのくらいの言語に対応できるのかということになるだろう。
今後、多くなってくるだろう東南アジアの言語には注目してくべきでは
ないかと感じる。

(3)講演者:インタープレイテクノロジー株式会社 代表取締役 高橋 眞之助
講演テーマ:デジタルサイネージ・スマートフォンアプリ・TV連動STBと、
IoT・AIを駆使したサービスパッケージ「InterPlayインバウンド」
インバウンド訪日外国人向けに、デジタルサイネージを通じて、
様々な情報やサービスを3Dアバターが多国語の音声で説明。
またホテルの部屋や民泊施設への入室をテレビ連動STBが認識して
モニター画面を自動表示。
必要に応じてコールセンターからの対応もアバター経由で行う。
AIエンジンは音声認識、音声合成、チャットボット、
自動翻訳等のサービスを駆使。
スマートフォンアプリでは観光ガイドレベルの観光情報を提供し、
各観光スポットのリアルタイムガイドをオンデマンドでリモート提供する。
<メモ>
 デジタルサイネージも、発信するだけではなく
情報を収集するものになっているということを再確認した。
技術的に可能であるのは既にわかっていたことであり、
どこがサービスを開始するのかというレベルではあったわけで、
やはり、サービスしているのだなっという感じであった。
初期導入コストとランニングコストがどうなっているのかが
気になった。どんどん下がっているだろうとは思うのだが。
 
(4)講演者:株式会社スペースリー 代表取締役 森田博和
 株式会社PIJIN 代表取締役社長 松本 恭輔
講演テーマ:インバウンド観光対応の多言語VRコンテンツサービス
VR製作クラウドソフト「スペースリー」と
QRコードを用いた多言語表示サービス「QR Translator」を
組み合わせたインバウンド観光対応の多言語対応
360度VR案内サービスの提供を開始した。
実写の360度画像にテキスト情報や、
平面図が盛り込むことが可能であり、
駅や空港の乗換案内に採用されるほか、
様々な施設への提供を進めている。
<メモ>
 VRも使う時代になっているということ。
どう上手く使って効果を出していくのかという事例であった。
やはりインバンドの場合には言語に関するサービスを
どう提供するのかがポイントのひとつであるということ。
QRコードはコスト面での優位性があるので、利用は多くなるだろう。
ただし、バリアフリー対応となるとICタグにはかなわないともいえる。
ICタグ情報をスマホで読み取れるようになると
いろいろとサービスの広がりが出てくるのになっと
前々から思っているのだが、なかなか現実になならないようではある。
音声(人に聞こえない波長エリア)を使ったデータ情報サービスも
上手く使えば、バリアフリー対策として有効ではある。

(5)講演者:株式会社Stroly
講演テーマ:位置情報に表現を与えるオンライン地図プラットフォーム「Stroly」
Stroly(ストローリー)はイラストマップに位置情報を連動させることで、
今いる場所のストーリーを体験できるイラストマップの
オンラインプラットフォーム。ユーザーはキュレーションサイトの情報を
見ているかのように楽しみながら、
地図を閲覧・利用することができる。
自分で書いた地図をStrolyでオンラインマップ化し、
プラットフォームに投稿や公開も可能で、
エリアや観光地などのブランディング強化につながる。
<メモ>
 GPS情報を使ったサービスということで、
MAPによるサービスは、これまでGoogleマップの独走といった面があったものの
手書き地図など、見た目のポップなサービスと位置ポイント誘導などを
融合していくサービスは、若い人含めて便利さを感じるだろう。
スマフォ上での見せ方への工夫と、多国後対応、画像サービスなど
融合していくことで、より魅力あるサービスになり得るものだと感じた。
ブランディングによる広告収入など、無料サービスとしての
ビジネススキームも多角的に広げていくことが可能だろう。

(6)講演者:株式会社SQUEEZE 吉田 幸平
講演テーマ:宿泊事業者向けの運用支援サービス「あんしんステイIoT」
楽天コミュニケーションズ株式会社と連携し、
安全で効率的な民泊運営を可能とするIoTサービス
「あんしんステイIoT」を共同で開発した。
鍵管理、宿泊者名簿作成、本人確認、騒音検知、宿泊者サポート、
チェックアウト等の宿泊事業に関わる運用業務の大幅な効率化を実現する他、
個人情報管理の運用コスト・次行リスクを低減し、民泊の普及を進める。
<メモ>
 ホテルの経営のあり方へ、新時代の提言ともいえる内容。
建物物件の有効な利活用と収益化のモデルとして成功事例であり
今後、多くなっていくことは間違いないだろう。
ICTを使ってのコスト削減においても良い事例となっている。
客が何を求めているのかに注目することが、
いかに大切であるのかということを示す事例でもある。
既存の状況に留まった保守的な思考からは、
新しいものは生まれないし、解決策も出てこないということ。
完全無人ホテルというのも技術的には既に可能になっている。
法的な規制の中で法令順守しつつコストの最小化を図っていくことは
今後、どの業界においても、当然のアプローチとなるといえるだけに
ホテル業界におけるこのアプローチは先進事例として優れている。

(7)講演者:ペイサー株式会社 代表取締役 レオン メイ ダニエル
講演テーマ:最新!中華圏ソーシャルメディアトレンド
〜インバウンド施策に最適なSNS活用とは〜
ペイメントやミニプログラム、多様なキャンペーン活用など、
中華圏ソーシャルメディアの活用方法は単なる情報発信に留まらない。
ブランド認知から購買までの各目的に応じて、
WeChat、Weibo、Facebook、LINEなどの
主要SNSの最適な活用方法を提案。
<メモ>
 中国という巨大市場に対して、どの様にアプローチしていくべきか
やはり現地、現場を知っていることの強みは大きいと感じた。
文化の違い、国民性の違い、商習慣の違いを知っておくということが
インバウンドなど海外のお客様に対応するときに重要なポイントとなる
ということが良く理解できる内容であった。
 
(8)講演者:株式会社アイ・エム・ジェイ 新規ビジネス開発室
 事業開発プロデューサー 谷島 貴弘
講演テーマ:訪日中の旅行客にも情報発信が可能な
インバウンドマーケティングサービス「wanokoto」
訪日外国人にスマートフォン上で広告配信可能なプラットフォームを開発した。
独自データをもとに訪日に関心がある外国人を特定、
位置情報を掛け合わせることで、旅マエ・旅ナカの判別を実現。
旅マエで月間約210万、旅ナカで月間約100万の外国人に情報発信が可能。
<メモ>
 大手のコンサルファームのグループ企業ということで、
やはり規模的には大きな印象を受けた。
どのくらいの広告費が必要なのかが知りたいろことではあった
広告費をあまりかけることのできない中小企業にとっては、
どこまでサービスとして使えるのかが知りたかったが、
残念ながらそのあたりの情報はなかった。
実績や事例も1部上場の大手企業のものであり、
広告に千万単位を投入している企業であれば、当然利用すべきアプローチの
ひとつであることは間違いないものであり、
ネット時代における広告のあり方としては当たり前のものであるのだが、
やはり、広告は規模とタイミングが重要であり、
ターゲットの絞込みが大切になるのではあるが、
そのあたりの内容は、ネット普及し始めたことから本質的には
変わっていないので、ツールや手法の選択ということになるのだが、
その場合の効果だけでなく、コスト面を知りたいところである。
やはり費用対効果の最大化は経営者にとって重要なポイントであるといえる。
 
(9)講演者:WAmazing株式会社 代表取締役社長 加藤 史子
講演テーマ:無料SIMカードの提供と日本の観光情報発信による
訪日観光客向けプラットフォーム「WAmazing」
旅行者は、訪日旅行前に居住国でアプリの無料会員登録をすることで、
日本滞在中に、無料SIMカード(15日間、500MB)を
日本の主要空港で受け取ることができるプラットフォームを提供する。
アプリ内では、日本旅行を楽しむために必要な
日本国内の宿泊施設やアクティビティなどの予約手配や決済まで、
ワンストップで行うことが可能。
<メモ>
 リクルート系の若手のパワーは健在なだって感じました。
海外旅行する客層においてスマホは当たり前という認識が、
まだまだ国内ビジネス関係者には低いという面があるかなっと
感じてはいました。
スマホを使ったサービスは、先行優位の世界であるだけに、
思い切った初期投資による市場参入は、ビジネスチャンスを
つかむものになるといえるでしょう。
成功事例のひとつといった内容でした。
無料SIMという餌を上手に使って、マーケティングを行い
ビッグデータを収集し、顧客ごとにターゲットマーケティングを
展開しつつ、広告収入、アイテム課金、販売利益などを得る。
誰かがやるだろうサービスを見事に行なっているなと思いました。
中国市場へのアプローチにおいて、きちんと現地法人をつくって
ネットへのアプローチを可能にしている点が大きいところですね。
そして、北京冬季五輪を睨んだ日本へのスキー旅行客への
サービス展開は見事です。すでに180の国内スキー場と契約済みと
いう点でも先行しているといえるでしょう。
国内でのSIMフリー対応が始まってすぐにサービス展開していると
思われるだけに、お見事というしかありません。
ダウンロードアプリサービス+SNSサービス+Webサービス
そこに、インフラとしてのSIMカードによる接続サービス
インバンド顧客をしっかりと掴める体制が整っているなと
感じました。

主催/港区産業・地域振興支援部 産業振興課 03(3578)2551
企画運営/株式会社キャンパスクリエイト(電気通信大学TLO)
協力/一般財団法人デジタルコンテンツ協会、芝信用金庫、西武信用金庫
posted by 禁酒・禁煙・ベジタリアンのITコーディネータ 松原広幸 at 21:50| 静岡 ☀| Comment(0) | ITコーディネータ・社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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