2019年03月02日

システム開発の価値?

システム開発の価値?

 システム開発やソフトウェア開発については、
受託開発案件か、製品購入使用案件かで、見積もる要素が
異なってきます。
ユーザーからみれば、出来るだけ安く良いものが欲しいというのは
当然のことになります。
ベンダー側からみれば、きちんと利益を出すことが出来る金額で
受注しなければ商売になりません。
そこで、価格の見積もりということが重要になってくるわけです。
ユーザーからみれば、価格は、その購入品の価値を意味します。
それを導入、購入した結果として、
どのくらい利益に貢献できるのかという視点は外せないのです。
利益に貢献するとは、何か、作業効率が向上する、
製品の品質が向上する、期間短縮、コスト削減に繋がるなど
いろいろな面から考えることが出来ます。
そして、そういった目指す効果、または見込む効果に対して
どのくらいのコストを投資できるのかが、発注側の価格という
ことになるわけです。
対して、受注側は、要求されたものを、製作するにあたって
どのくらいの期間とコストが必要になるのかを見積もって
受注側の価格を提示することになります。
両者の出した価格が一致するならば、契約が成立すると
いうことになるわけです。
しかしながら、目的は曖昧であったり、
要求内容が曖昧であるようなシステム開発では、
正確な見積もりが出来ません。リスクを多く含むものしか
出すことが出来ないことになるわけです。
それは、システム開発においては常識といって良いでしょう。
いかにリスクを削減していくことが出来るのか、
そのためにどう交渉し、どう合意をとっていくのか
そこの部分の能力が、マネジャーやプロジェクトリーダーに
問われるということになります。

 ICTシステムの利活用において、
多くの発注側の経営者にとって、要求すべき内容とコストの見極めが
難しいということがあります。
その部分について、受注側のこともよく知っていて、
適切な助言や提案をすることが出来る存在が、
ITコーディネータであるといえるでしょう。
ITコーディネータは、経営者の視点から、企業内の課題を解決し
またはコスト削減や品質向上などを実現していくために
どんなICT技術やシステム、ソフトを導入するのが効果的かを
見極めた上で、ベンダーに何を発注すべきなのかを提言することが
出来るわけです。
ベンダーから出てきた見積もりや設計資料の適正さも判断することが
出来ます。
そういった、存在が、ITコーディネータであるということです。


さて、最近、
「工数見積 - 実践編 -」という研修のトライアルビデオを視聴しました。

視聴しながら、キーワードなどをメモっていたメモは
以下の通りな感じ・・・・

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工数見積 - 実践編 -
未来を予測することは非常に困難な中、見積りをしなければなりません。
どうすれば、見積り精度は上がるのか?
精度を高める方法を学習します。

アジャイルであれば、工数見積もりは、ほぼほぼ必要ない。
準委任が主流。

テストの自動化
契約からリリースまで6ヶ月未満ならやらない。
1年以上ならやるという感覚。コストと効果の兼ね合い。

納期間際に残業が多くなる理由は、上流工程にある。
上流工程の不具合による手戻りが要因の中心。
上流工程で時間をかけてレビュー見直しをしておけば
リリース前は余裕になる。

IBM
 システムの総バグ数の45%から80%が上流工程に起因する
 システムの総工数の40%から60%は手戻り作業工数である。

上流工程でのバグを減らせば、手戻り工数も減るということ。

プロジェクト
有機性と成果物の独自性があるもの=同じものはない。

要件定義後の再見積もり = 必要、契約時に盛り込むべき。

不確実性のコーン

ひとりが3種類、3人が一種類づつ個別に、見積もれば、精度が高まる。

計画には誤差がある、その前提でいること。
WBSの検算。横串チェック=要求満たしているか。ボトムアップ=100%ルール。

工数を示すことはせず、示させることが大事。
挽回を期待してはいけない。
マルチタスクを排除する。

1日=5.5時間。で見積もる。
1日=8時間など実際にはかけられない。
計画は、そもそも誤っているかもしれないという認識が必要。

日本人の場合、理由をコンコンと説くことが必要になる。

信頼度成長曲線は使う価値なし。まやかしでしかない。

類推法
係数モデル
ボトムアップ法

10日程度は人が見通しがつく範囲。一桁レベルで作業単位は区切るようにする。
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ソフトウェアの開発という業務における見積りについては
以下の様な記事もあります。


見積もりと人月の謎
http://www.fellow-ship.com/software/ningetsu.html

システム開発工数見積りの10個のチェックポイント
https://lightgauge.net/soft-dev/journal/1913/


結局のところ、
上流での作業がしっかりしていれば作業効率は高くなる
メンバのスキルと能力が高ければ作業効率は高くなる
開発環境が充実していれば作業効率は高くなる
ということになってしまうわけです。
見積をするときのマンパワーの基準をどこにおくのかは
リスクにも絡むし、コストにも絡むだけに重要になります。
管理コストは別にして、全体に何掛けかするのは通例ですから
実働するメンバのレベルと単価をどう定義しているのかで
納期もコストも決まってくるという感じでしょうか。
SE1人月、PG1人月の金額が決まっていて
何人、どのくらい投入する必要があるのかで
コストが決まることもあれば、
要件定義が出来ていて分析評価できるのであれば
開発規模からの見積もりも可能になるわけです。

要求者側からの視点と、開発者側からの視点、
両方から俯瞰してシステムをチェックすることが出来るのが
ITコーディネータであるので、
何か、困ったことがあれば、相談してみてください。
posted by 禁酒・禁煙・ベジタリアンのITコーディネータ 松原広幸 at 01:39| 静岡 ☀| Comment(0) | コラム:ITコーディネータから贈る言霊の風 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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